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【ドル円 ユーロドル ポンドドル】今週のFXチャート攻略ポイント|週ナビ523回(2025/03/15)
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迷晴れボックスは、ブログの「迷晴れボックス」より投稿された、負けトレードや、トレードのモヤモヤを、テクニカルとメンタルの両面からスッキリさせる企画です。
水平線・斜め線及びチャート testpilot47 さん
こんにちは、動画へのコメントは3度ほどありますが、質問の投稿については初めてです。FXを始めて3ヶ月ほどの初心者で、分からないことだらけで大変御見苦しい所をお見せしてしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。
早速本題ですが、いくつか質問があります。私は自分に対して、ルールを課しておりまして、①待つという武器を使用する事。(②と重複)②待つという技術を使用する事。(①と重複)③レンジ帯と判断した場合のトレード禁止。④トレード前には水平線と斜め線を再確認する。という内容のものです。この4つのルールを見ただけで、待てない人間で、すぐにビビってエントリーを切ってしまう人間であるという事が一発で分かってしまう内容のもので、大変お恥ずかしいです。ですが質問はその部分ではありません。
質問1:レンジ帯と押し目を見分ける方法
日々、迷晴れさんの動画を拝見しておりまして、勉強させて頂いておりますが、その中でアップトレンド終了後、半値を戻し、押し目となって、さらに上昇していくという認識を持っておりますが、それと同時に、半値戻した後が一番レンジになりやすいということも同時に発生していると認識しております。
後から1時間足を見ていると綺麗な押し目なのに、なぜこのとき買わなかったのだろうとか思ってしまうのです。そこで動画内で教わった、斜めラインを引いて、そこを抜けたらロングのエントリーを実施したのですが、レンジっぽい感じになってしまい、スッと下がったところで慌てて切ってしまい、結局損切りでその後ブレイクなどというトレードが多くて、その状況を抜け出せません。
これは私の精神的なところによる物なのでしょうか?それともたまたまそのような相場環境でエントリーしてしまったのでしょうか?もし宜しければご一考いただきたく思い、質問させて頂きました。
質問2:高値、安値、ネックライン、キリ番、挟まれライン以外でどのようなラインを引くことがお勧めですか?また、除外するならどれを除外すべきですか?
今回添付するドル円15分足チャートなのですが、自分が初心者すぎるのか、やりすぎなのか不明ですが、気になるところが多すぎていろいろなところに線を引いてしまい、ぐちゃぐちゃになってしまいます。日足などの上位足は赤で、下位足になっていくにつれて色が薄くなっていくという初歩的な水平線編成にしております。ちょっと気になるところがあるとすぐに線を引いて後から見てみると何でこんなところに水平線を引っ張ったのか分からないぐらいになってしまいます。
また、青○の箇所のように簡単に日足のレジサポラインをぶち抜いたり止められたりしているのですが、レジストラインとしては機能するが、サポートラインとしては機能しないとか、またはその逆ということは考えられるのでしょうか?
このような状況を克服するために個人の感情だけでは除外できない水平線等がありましたら、ご教授願いたく思います。
質問1への回答
まず、高安を更新できなくなったらレンジで、孕んでいる波の支配をブレイクするまで受けます。
極論、為替相場は史上最高値と史上最安値のレンジ相場です。相場には二次元ではなく、複数の波が三次元に絡み合うため、主に波同士が衝突するところがレンジとなります。5分足チャートで確認できるような10~20ピプス程度のものもあれば、一週間以上もレンジが続くことだってあります。
レンジを、県・市・町・村のような境界線に囲まれたエリアとすると、そのサイズが小さくなるほど境界線までの値幅は小さくなります。たとえば村内トレードするなら、すぐに町の境界線で遮られる感じです。ただ、その波も、県内トレンドの一部分だったりします、これが「フラクタル」という考え方です。
県内トレンドの流れを把握しつつ、部分的な町内トレンドをトレードする、これがデイトレードで、さらに小さな村内トレードがスキャルピングです。当然、チャンスの回数や狙う利幅も変わってきます。
「半値戻した後が一番レンジになりやすい」
これは、トレードする波が押し目をつけにいく流れのなかで、短期逆トレンドとぶつかることで生じる事象で、Wボトム・トップ・H&Sといったフォーメーションになります。以前の動画で、波のUターンをタンカーと手漕ぎボートに例えましたが、短期足になるほど小回りが利きますが、何であれ旋回している最中はレンジになります。
相場では支持・抵抗があるところで、常にレンジ化する可能性があるので、この辺でレンジになりそうだと目星をつけておくことが大事です。これには、過去チャートでレンジになっている箇所の原因を左から読み解いていくといいでしょう。
高値と安値を更新しなくなったらレンジ。
最低、これだけ覚えておけば、レンジに気づくのがあまりに遅れることはないでしょう。
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photo credit: Candle at Christmas via photo…
次に、切り下げライン抜けのエントリーについてです。
切上げ・切下げブレイクでエントリーする根拠は、押し目買いや戻り売りの成功率を上げるためです。
たとえば、アップトレンドで成功する押し目を見極めるなら、まずWボトムに注目します。なぜなら、Wボトムとは安値を更新できない、すなわちサポートされた証拠だからです。ただし、一度、安値を更新できなかったからといって、押し目が成功するとは限りません。結局のところ、買いたいと思うトレーダーが新規ロングポジションをとらないと上昇を始めないからです。
そこで切下げ(短期ダウントレンド・ライン)を使います。これを上抜くということはレジスタンスを上抜けたことを意味します。つまり、サポート+レジスタンスのブレイクという2つの事象が重なることで、サポートだけより、買いたいと思う人が増えるわけです。
この切下げラインは、なるべく長期間機能していたもののほうが使えます、ただ、ナナメラインは、主観が入りやすいラインです。特に短期足エントリー用の短かく急角度なナナメラインの信頼性は低く、結果的に何回か引き直してしまうこともあります。しっかり、機能しているラインなら、多少ダマシ的な値動きがあっても、トレンド方向へ進むことが多いです。
あと、意識したいのは「値幅」です。これは、トレンドもレンジもですが、値動きにはその時のトレーディングレンジがあります。トレンド相場ならチャネル、レンジなら主にボックスになります。
このトレーディングレンジが大きければ値幅の確保ができトレードしやすく、小さいほど内部でのトレードが難しくなると考えてください。例えば、10ピプス程度のトレーディングレンジでは、たとえトレンドが出ていても入るタイミングが難しいです。
相場を3つのゾーンに分けると、高値圏・安値圏・中央部の3つです。
「頭と尻尾はくれてやれ」という相場格言がありますが、これは、頭の高値圏、尻尾の安値圏、この部分は捨てて、中央部のおいいしいとこだけトレードしろ、という意味です。頭と尻尾が離れていれば、食べられる身が多く、頭と尻尾がくっついていると食べるところがないというふうです。
狭いレンジなら、誰の目からみても頭と尻尾だけでおいしくないとわかりますが、実は、トレンドでもジグザグ運動することで頭と尻尾が連続で出現します。ボックスレンジがナナメってるように見えますが、レンジと違いトレンドは指向性があるので、たとえばダウントレンドなら売り圧力が強いため、サポートを容易に突破していきます。
「買いは悠々、売りは迅速」というコトバ通り、ダウントレンドに比べ、アップトレンドは傾斜も緩いことが多いです。
Aブロックは頭と尻尾がくっついたレンジのようにも見えますが、アップトレンド中なのでレジスタンスを突破していきます。頭の売りと尻尾の買いが戦った末、尻尾の買いが勝って高値更新したわけです。
相場はいつも売りと買いが攻防していますが、アップトレンドなら買いが勝ちやすいというわけです。無理やり赤切下げラインを引けば青1、高値ブレイクなら青2がエントリーポイントですが、アップトレンド中という「優位性」を活かせば、もっと下から買ってもいいです。正解はありません。
Bブロック、青1はキリ番が近く一度反発しましたがアップトレンド中なので突破しました。
少し戻すと怖くて逃げてしまうのは、損切りレートを決めてないからではないでしょうか。ビギナーの方なら、必ず逆指値(損切り)を入れておくようにしてください。それとこれは凄く基本的なことですが「経済指標」発表時刻にポジションを持たないことです。
Aでは青切上げラインのブレイクでスンナリ落ち始め、黄サポートラインも突破しました。もし、紫安値にWボトム1番底という意識が集まっていれば、このサポートで下げ止まったかもしれません。
Bでは切上げラインの抜け方が微妙で黄ネックラインで反発、一度逆行しています。この逆行にビビらず、黄高値上などエントリーの根拠が崩れるところに逆指値しておけばいいでしょう。そもそも、ダウントレンド発生中という「優位性」があるので下がりやすいです。
トレードでは、そうならないかも…と疑うことも大事ですが、全てを疑ってかかったらトレードできるところがありません。ダウントレンドという「優位性」を活かして最後までショートして、最後の一回は損切りになる。これ位の覚悟で方針を決めて挑むほうが上手くいくと思います。
始めて3ケ月ということなので、まだ相場の3次元構造や値動きの原理がわからない段階と思います、ブログに過去記事のリンクを貼っておくので、ご覧になってください。また、ホントの意味で心理面が障害になるのは、もう少し先かなと思います。
質問2の回答
今日の値動きをとるのに必要な情報だけに絞り込みます。
ドル円なら、動いても一日100ピプス、50ピプスも動かない日もあります、ということは、その範囲を越えたところにレートは行かないということです。
せいぜい100ピプスの日足ロウソクのなかを数回トレードするなら、ラインを何本も引いても、それホントに使うの?ということです。
ラインに優先順位がつけれない方への逆療法ですが、一旦、先週足4本値+前日足4本値(ハラミ足にならなかったら翌日消す)+50ピプスのキリ番だけに引いてみてください、これなら機械的に引けます。
やってみると、ラインピタリでなくとも、その周辺でプライスアクションが起きていることに気づくはずです。それ以外のところでもアクションが起こるかもしれませんが、一旦その情報は捨ててしまいます。
前日の日足ロウソクを見るだけでも、当日の値動きの見当がつくことがあります。日足ロウソクだけでも様々な情報を得ることができます。
少ないインプット情報から、多くのアウトプットを考える。このクセをつけるといいですが、大概、この逆をしてしまいます。インプットが多すぎるから、アウトプットできないわけです。ラインをたくさん引くことは、それだけ観なきゃいけないところが増えて情報過多になってしまいます。
14日
11日が同時線、押し目や安値圏でこの足型が出れば反転サインです。
11日高値はネックラインでRN109.5とも重合しています。少し離れてますが、単純化のため、この程度は誤差として吸収させてしまいます。そもそも、キリ番があったから、そこで高値が止まったと考えています。
11日安値を下抜けば、次のサポートRN109.0まで下がるかもしれません、このレートは強者の値にもなってます。
東京時間に11日安値を試しましたが届きませんでした、これは、売りが弱いことを示唆します。
覚えておくといいいのが、ロウソク足の始めと終わりは大体ヒゲになります。陽線なら、始値と安値、終値と高値はヒゲです。
欧州時間に赤切り下げライン(レジスタンス)を上抜けば11日高値までロングできます。11日高値で反発したあとの青2押し目買いは深夜なので入れないでしょう。
結果、14日の日足は11日安値を試してダメだから上にいったわけです。
15日
安値の切上げをみて買いたい人も増えてます。ただ、高値110.0を抜けるかどうかはわかりませんし、上昇するにしても、初動で109.5を試してからかもしれません。
すると、下を試す値動きが小さな三角持ち合いとなって現れました、これを上抜けば、もう下がらないので110.0までロングできます。
16日
前日の大陽線は110.0をブレイクしました。この陽線の半値辺りまで押し目をつけにくる可能性があります。ただ、押し目まで下がったところで日足を閉じるか、そこから少し反転するかはわかりません。
押し目買い候補は110.0、前日の陽線の半値、さらに高値とも重合しています。ここで待ち構えて、短期足で数回109.0を試たらロングしてもいいでしょう。
17日
前日足が下ヒゲ陽線で閉じました、そして、15日陽線はハラミ足になっています。110.5に上位足レジスタンスがなければ、作戦は110.5高値ブレイクでロングか、安値を試してからの押し目買いです。
18日
金曜日にもなると週足ロンソクもヘタレてきます、達成感のあるレートまできてるときもあります。そういうときはヒゲになるかもしれません。
このように、日足をみるだけでも、いろいろな情報が手に入ります、情報を絞るからこそ、洞察力が発揮できます。
もちろん、これに加えて上位足チャートでの環境認識や、短期足でタイミングをとってエントリーすることが必要ですが、なるべく
チャートを観れる時間が限られているので、どそうしても、さらに細分化した短期足を使ってトレードしたいニーズがあるのもわかりますが、まずは単純化して、その日のトレードに必要な情報を手に入れることではないでしょうか。マクロからミクロに落とし込むだけで、観方は同じです。
ボクの考え方は、ラインや手法、有りきではありません。道具に頼ってしまうと、いつまでもチャートが読めません。
世の中にはフラッシュボードだけでトレードできる人もいます、彼らはチャートすらみてませんが、究極に、本質をみてるような気がします。
勝てるラインはないか、勝てる手法はないかと、探しまくることに時間を費やすか、チャートを読めるようになるのに時間を費やすか、ボクは本質的なことへの理解なしに前に進めない性分なので、後者を選びました。
大事なのはラインでじゃなく、そこで起こるプライスアクションです。海外ではライントレードとは言わず、プライスアクションといいます、ラインはあくまで目安であって、肝心なのはプライスアクション、極論、ロウソク足チャートだけでチャートが読めれば、水平線もトレンドラインもインジも手法も要らないのではと思ってます。
情報をシャワーのように浴びる時期も必要ですが、そこから取捨選択して、身軽に始めないと、いきなり重装備をしても、使いこなせなければ歩みが遅くなるだけです。
なるべく短期間で一定レベルに達したい、これが本音だと思います、トレーダーは個人なので、組織のように分業するわけにもいかないので、「選択と集中」しかありません。
選択=情報を捨てるから分析でき、集中=情報を絞るから洞察(観る目)できます。
まず、デイトレーダーが来週のことを考えてもしかたないです。「今日」の、どこに、注目するかを決めることが重要なのではないでしょうか。これがスキャルパーなら「数分」に注目するでしょう。
◆お断り◆
この動画は「学習」を目的に制作されたものです。個人の見解を過去のチャートから解説したものであり、未来を予想したり、利益を保証するものではありません。
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Source: 迷晴れFX
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