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ユーロ豪ドル(EUR/AUD)はヘッジファンドの主戦場
投稿日 2020年5月29日 16:00:00 (自動売買)

ヘッジファンドの主戦場通貨
今回の話は、FX初心者が見てはいけない閲覧注意の内容です。なぜかと言えば、その内容がハイリスク・ハイリターンだからです。レバレッジをかけなくても、値動きが大きいためリスクがあります。その分リターンも大きいため、FX上級者向けとしました。
そのハイリスクハイリターンとは何なのか。それは、ユーロ豪ドル(EUR/AUD)です。
ユーロドルや豪ドルドルでなく、ユーロ豪ドルです。つまり、ユーロと豪ドルの組み合わせです。買いから入るとユーロ買い豪ドル売り、売りからだとユーロ売り豪ドル買いとなります。
なじみが全くないトレーダーもいるとは思いますが、その値動きの激しさから「ヘッジファンドの主戦場」と言われています。
こちらのチャートを見てください。
ユーロ豪ドル(日足)
ユーロ豪ドルは2か月の間に約3,000pips、ドル円で例えると30円分も動いています。この期間、ドル円も10円動いたのですが、ユーロ豪ドルはその3倍なので、ボラティリティの大きさがお分かりいただけたと思います。なお、豪ドル絡みなので、どちらかというと豪ドル円の動きを2~3倍にした感じです。
ユーロ豪ドルはやや特殊な組み合わせではありますが、ほとんどのFX会社で取引可能です。今のところ、外為ジャパンとマネックスFX以外のFX会社で提供されています。
ドル円(日足)
豪ドル円(日足)
ユーロ豪ドル 値動きのポイント
まずユーロは、リスク回避時にスイスフランと同じような動きをしたり、下げ渋る傾向があります。一方、豪ドルはリスクオンで買われリスク回避で売られます。そのため、ユーロ豪ドルは株が売られるようなリスク回避時に上昇、逆に株高の地合いや平時に下げ続ける特徴があります。
また、ユーロが上昇すると金が買われ、原油が上昇すると豪ドルが買われるので、金が買われて原油が下落している時にロング、あるいは金が売られて原油が買われている時にショート、という戦法もあります。豪ドルが中国株の動きに反応しやすいので、この性質を利用することもできます。
このように、動く要因が複雑なので初心者向けではないのですが、理解してトレードすれば値幅を狙えるようになります。先ほど解説した日足チャートも、世界的な株安と金の急騰局面で30円分上昇しました。
ユーロと豪ドルの相関関係を考えてトレードしても良いのですし、個人的には株安でロング、株高でショートしています。
FXをやっていて、為替よりも株の方が動いている場面があると、なんだか株取引の方がうらやましくなってしまうことがあると思うのですが、その際ユーロ豪ドルをトレードすることで株取引しているのと似た感じになります。
【ユーロ豪ドルの特徴】
<上昇するとき>
リスク回避時、株安、金の上昇、原油の下落、円やスイスフランが買われる場面
<下落するとき>
リスクオン、株高、金の下落、原油の上昇、円安が進む場面
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ユーロ豪ドルの相関係数
ユーロ豪ドルの相関係数を見ると、豪ドル円との逆相関が-0.82とかなり強いほか、NYダウが-0.57と株価に反応していることも分かります。正の相関で似た動きをするものはユーロポンドやユーロNZドルなので、こちらは参考にしずらいです。
個人的には、通貨よりも株や商品を見ながらトレードした方がいいと考えています。
ユーロ豪ドルの相関係数
【動画】FX初心者は見ちゃダメな話
Source: 【FXブログ】よく当たるFX為替レート予想
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