ビットコイン、イーロン砲続かず下落へ～炭鉱のカナリア銅も調整入りか

ビットコイン、イーロン砲続かず下落へ～炭鉱のカナリア銅も調整入りか
投稿日 2021年2月1日 01:37:00 （ニュース）

ゲームストップ株、29日金曜株市場でも再び急騰。

ネット証券ロビンフッドが一部売買制限を緩和したためですが
規制したり緩和したり、舞台裏で何が起こっているんでしょうね。
民主党オカシオ・コルテス議員ややエリザベス・ウォーレン議員
共和党テッド・クルーズ議員らがこの問題に言及し
規制を非難していることなどが関係しているのか。。。

既存株主から１０億ドルを超える資金を調達をせざるを得ない
という状況に陥っています。
ゲームストップ株など一部の銘柄に資金が流れ込んだため
証拠金引き上げなど信用コストが急上昇してしまうことが
ロビンフッドを追い詰める形となっているようです。

この問題がトリガーなのか、ダウ、ナスダック、S&P500など
米主要株価指数は軒並み大幅反落。
いよいよ下落が本格化し始めた用に見えますね。

さあ、これが本格的な相場のトップアウトを示唆するものなのか。

この事件だけでどうこういうものでもありません。

昨年3月のボトムからの上昇が10ヶ月にも及ぶこと。
コロナ変異種拡大で世界が再びロックダウン傾向であること。
１２月分の米国の雇用統計が、大きくマイナスであったこと。
ョンソン&ジョンソン(JNJ)のワクチン予防率が
66%と予想より低いことが明らかに・・・。

実は地雷原はそこかしこにある、とも言えます。

これが、金融・財政による過剰流動性とワクチン期待で
意識されずに来ていたのですが、
この過剰流動性マネーが暴走し始めたことで
何らかの規制が入る可能性や、
マネーの逆流を恐れる警戒ムードが出てきたということですね。

現時点では本格的にリスク資産からキャッシュへと
マネーが逆流するほどでもないのですが、
規制により個人マネーが一斉に引き上げるような事態となれば
思わぬ暴落の可能性だって否定できません。

ちなみに、一連の混乱の場外でイーロン・マスク氏が
Twitterプロフに＃Bitcoinと記したことで急騰した
ビットコインですが、かなり嫌な上髭を作って下落し始めまhした。

誰かの掛け声だけで上昇するゲームストップ株もそうですが
過剰流動性マネーが大した理由もなく群れをなして雪崩込む様は
やはりバブルだとしか言いようがありません・・・

週明けから買いで継続してきた個別株、一部整理しようかと思います。

ドル円が底入れしたように見えます。
ドル円を１０３．８６円でロングしていますが、
今年、専門からは１００円割れ予想が大勢でしたね。
みんなが同じ予測に偏っているのが気持ち悪いと思っていましたが
やはり１００円を割らずに反発してきました。

金曜に書いたブログにいろいろとチャートをキャプチャしていますので
こちらをご覧ください。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2021/01/gmebtc.html

そうそう、マーケットの炭鉱のカナリアとされる
銅が上値重くなっていますが
銅先物市場のロングって、過去最大級に積み上がっていたりします。
これが整理される過程では下落が大きくなりそうですね。

銅を先行指標にリスクを測っている向きは
やはりリスクを押さえてくるでしょう。

それはVIX指数が先週３５に急伸したことからも
同様のことが言えますね。

今週は米国１月分の雇用統計がでます。
前回１２月分が　＋５万人予想が▼１４万人と大きく悪化。
失業率が１１月と変わらずで悪化しなかったことや
平均時給の上昇など好悪まちまちの結果でもあったことで
これを嫌気して崩れるということはなかったのですが、
１月分はどのような結果となるでしょうか。
予想は＋５万人、失業率6.7％となっています。

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