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【FX初心者必見】トランプ発言とFOMC議事録に注目のドル円相場
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先週23日(木)は米国のサンクスギビングで米市場休場、
24日(金)は短縮取引とあって流動性の低下が指摘される中
米株式市場は「閑散に売りなし」でしょうか。
※米国主要株価インデックス ダウやS&P500は続伸
注目されたNVIDIA決算は売上高、純利益ともに過去最高更新も
株価は期待で事前に買われすぎていたのか事実売りとなる展開。
中国の顧客に対して「H20」と名付けられた新しいAI用半導体の投入を
来年第1四半期まで延期すると通知したことがネガティブ要因とされたようです。
ただ、この材料による新規売りが出たというよりは
手仕舞い売りによる下落にとどまっている印象ですので悲観ムードはありません。
※NVADIA株価
ただ、今年2月と5月のNVIDIAの決算時には
同社株は窓を開けて猛烈に上昇し、
これが米国株市場全体を牽引したように見えましたが、
今回は10月末からすでに米株市場全体が上昇してしまっており
NVIDIAがこの先の米国株市場を牽引してくれる役割を果たすことはなさそうです。
上記米国主要株価インデックスのピンクの矢印が5月NVIDI決算日。
同じタイミングからすべてのインデックスが上昇を強めていました。
逆に言うと、NVIDIA決算決算が期待を裏切る内容だったなら
期待で買われた分、株価は急落するリスクがあったでしょうし、
それが米株市場全体の上昇を止めてしまうリスクでもあったのですが
決算内容は悪くなかったので、そのような展開とはなっていませんね。
決算内容について詳しくは下記記事を
NVIDIAの売上高3倍、純利益14倍 生成AIブーム続く
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/78089
NVIDIA、純利益14倍も株安 成長期待のジレンマ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2313A0T21C23A1000000/
先週注目された11月FOMC議事録もサプライズではないにしろ
全参加者がインフレの進展が不十分な場合さらなる引き締めを検討
との見解にあることが示され、金利低下のトレンドがストップ。
週末に発表された米製造業PMIが予想を上回る結果だったことを受けて
金曜は短縮取引となる中、金利に上昇圧力がかかり、
ドル円はなかなか下げてくれない、という展開で週を終えました。
・11月製造業PMI速報値:49.4(予想:49.9、10月:50.0)
~50を割り込む・予想より悪かった~
・11月サービス業PMI速報値:50.8(予想:50.3、10月:50.6)
~サービス業は予想を上回り前月から改善
ただ、全体で見れば総合PMIの雇用指数が悪化。
これは金利低下圧力につながるはず。。。
週末金利が上昇したのはカレンダー要因にすぎないのかもしれません。
米総合PMIの雇用指数が縮小、2020年半ば以降初-S&Pグローバル
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-24/S4MUDQDWRGG001
総合PMIの雇用指数は1.6ポイント低下の49.7
※米国債利回り
※ドル円 上値も重いように伺えるが
先週はサンクスギビングでお休みということなのか
CFTCの建玉明細が公表されていないんですよね。
11/14時点でネットで円ショートポジションがが6年ぶりに
13万枚を突破していたことが話題でしたが、
14日以降ドル円147円台まで下落していますので
どれだけこの投機筋ポジションが掃けていたのかが気になるところなのですが。。
興味深いのが日本の個人投資家の動き。
先々週から先週にかけての1週間でポジションがぐるりとひっくり返っています。
11月第2週はドル円ショートだったのに3週にはいってロングになっています。
https://moneyworld.jp/tools/usd_position_statistics
8月以降、介入期待でショートを持ち続けた個人もいよいよ疲れたか。
先週の下落でドテンロングにポジションが変わっています。
これをどう見るか・・・
さて今週は週明け27日
米財務省が2年、5年、7年債入札を実施、入札不調なら金利上昇リスク。
先週はPMIの製造業の数字が良好でしたが
今週はISM製造業景況指数(11月)が発表されます。
最大の注目はFRBがインフレ指標として注視しているPCEコアデフレーターかな。
インフレ鈍化傾向が確認されれば金利の低下圧力。
欧州のCPIも発表されますね。どちらも30日木曜日です。
米欧インフレ指標、2021年以来の低い伸びか-利上げ終了観測を補強も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-26/S4QGCYT0AFB401?srnd=cojp-v2
NOTE
ECB、今は手を休め引き締め効果の見極め可能-ラガルド総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-24/S4MI8RT0AFB401
ECBは先月の政策委員会会合で金利据え置いた
ユーロ圏のインフレ率は10月に2.9%となり、今月も低下する公算。
統計上の要因により近いうちに再び上昇する可能性もあると当局者は警戒。
インフレ目標の達成は2025年7-12月(下期)になる予想。
足元、ユーロが強い。
ここでラガルド総裁からタカ派発言が出てくれば更にユーロ高に拍車がかかるかも。
27日(月)にラガルドECB総裁が欧州議会で証言します。
29日(水)ユーロ圏経済信頼感、消費者信頼感、独CPI
30日(木)ユーロ圏CPI、失業率、仏GDP、CPI、独失業率
12月1日(金)ユーロ圏、仏、独製造業PMI などに注目です。
ドイツIfo期待指数が改善、6カ月ぶり高水準-景気回復近いと示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-24/S4MEM9T0AFB401
ユーロ高、続きそうですよね。
■OPECプラス、アフリカ産油国との妥協に近づく=関係筋
https://jp.reuters.com/world/europe/5KIZ2L3J4RMHNONNA3R5JL22LM-2023-11-24/
今週は原油価格動向にも注目です。
実は当初26日開催予定だったOPECプラスの閣僚級会合は
30日に延期されました。日程を先延ばしにするとは異例の事態。
おそらく協調減産の足並みが乱れ始めていると見られます。
OPECプラスは6月から協調減産を始めており
特にサウジアラビアは7月から自主減産に踏み切っています。
減産を強化することで原油価格を維持したいという思惑があるのですが
サウジが減産を強化しても、イランは闇増産を続けていますし
ロシア制裁も形骸化しており安価なロシア産原油は世界に流れています。
またOPECプラス加盟国も生産枠を遵守していないとも報じられており、
原油の需給は緩んでいると考えられます。
おまけにアメリカの増産で原油価格は下落の一途をたどるばかり・・・
というわけでサウジの不満が高まっているものと思われますが
そんな中、アンゴラとナイジェリアが産油量の増加を目指していると
報じられており、これが会合の延期の背景のようです。
そのアンゴラとナイジェリアとの交渉がすすんでいる、という報道ですが
UAEも1月から増産するんですよね。
UAEが来年1月に増産、OPEC総生産量が拡大するかどうかは不明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-11-20/S4FCQWDWLU6801
今週はOPECプラスの発表によって原油価格、大きく動きそうです。
原油高ならドル高要因。
原油安ならドル安要因です。
ポジションはドル円ショートですが
150.62円Sは148.47円で買い戻しており
149.53円で再度売り直しています。
そこからなかなか崩れてくれません。フー。
今週はドルストのロングも狙ってみようかな、と。
アノマリーでいくとキウイかなぁ。。。
原油が一段安となるならユーロ。
**********今週の予定**********
27日(月)
中国工業企業利益(10月)
ラガルドECB総裁、欧州議会出席
米サイバーマンデー(感謝祭翌週の月曜日)
28日(火)
日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」
豪小売売上高(10月)
米消費者信頼感指数(11月)
ウォラーFRB理事、経済見通しに関する討論会参加(質疑応答あり)
29日(水)
NZ中銀政策金利
豪消費者物価指数(10月)
ドイツ消費者物価指数(11月)
米GDP改定値(第3四半期)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)
OECD経済見通し
30日(木)
中国製造業PMI・非製造業PMI(11月)
ユーロ圏消費者物価指数(11月)
米個人所得支出(10月)
米個人消費支出(PCE)物価指数 (10月)
OPECプラス閣僚級会合(オンライン形式)
1日(金)
日本雇用統計(10月)
中国財新製造業PMI(11月)
米自動車販売 (11月)
米ISM製造業景気指数(11月)
パウエルFRB議長、懇談会参加
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Source: ひろこの“ボラタイル”な日々
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