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FXの衝動買い(売り)がウソみたいに治る方法。/週ナビ464
投稿日 2023年12月16日 14:45:56 (学ぶ・塾情報)
- 7月安値上昇波の押し目を探る動き。先週は「植田砲」で円高が進んだが、V字底で145.00まで戻された。
- 今回の「植田砲」をきっかけに、昨年末のような円高が進むのか、あるいは、200日MAのサポートで7月安値上昇波の押し目が買われるのかを見極めたい。
- 上値は2022高値下降波の戻り売り、下値は7月安値上昇波の押し目買い。
- 木曜日の「植田砲」で、141円台へ暴落するも、半値戻しの145.00まで回復した。
- 先週の陰線終値は長い下ヒゲを出し、145.00(=7月安値上昇波の半値押し目)でクローズ。
- 重要経済指標:米CPI・FOMC・米小売売上高
- 東京時間、145.00ブレーク、黄1ロングは持ち合いが不十分なのと、雇用統計高値や4時間21MAの抵抗を疑って見送り。
- ロンドン初動、145.50+4時間21MAの戻り目崩れで青1ロング、先週高値下降波(植田砲)の戻り目ボックス安値+日足上昇チャネル裏に到達、3本目の4時間足陽線クローズで、金曜日のロングと併せてアウト。
- 東京・ロンドン時間、「FOMC待ち」でノーポジ。
- FOMCに合わせて起床、先週高値下降波(植田砲)の戻りネック・ブレークで赤1ショート(1分足の戻り目使用)
- 翌朝、200日MAの反発で半決済、NY時間の「米小売売上高」発表前に、先週安値での安値切り上げでアウト。
- 先日の米雇用統計、火曜日の米CPIにおいて、やや強めの数字が発表されたこともあり、昨夜のFOMCはややタカ派的な内容が予想されていた。予想通り政策金利は据え置かれたが、金利見通し(ドット・プロット)で2024年末時点の金利予想の中央値を5.1%から4.6%へ大幅に下方修正し、来年は3回の利下げを行う見通しであることが伝わると、これが「ハト派サプライズ」となってドルが売られ、テクニカル的には先週高値下降波(植田砲)の戻り売りが入ったカタチになった。
- この後、大きく動くタイミングとしては、来週に開催される「日銀金融政策決定会合」の結果待ちになるかも。
- FOMC急落波が先週安値到達後に調整中。
- 先週高値下降波(植田砲)の戻り売りが前回安値(=先週安値)に到達。
- 上値は7月高値下降波の戻り売り、下値は4週前安値上昇波の押し目買い。
- 4週前安値上昇波の押し目候補、11.06高値まで売られて押し目を形成中。
- 先週陰線の終値は11.06高値でクローズ。
- 重要経済指標:米CPI・FOMC・米小売売上高・ECB政策金利
- 東京・ロンドン時間、「FOMC待ち」でノーポジ。
- FOMCに合わせて起床、4週前安値上昇波の押しネック・ブレークで青1ロング(1分足の押し目使用)先週高値で半決済。
- 翌日のNY時間、1.1000スーパーキリ番の到達でアウト。
- 東京・ロンドン時間、FOMC急騰波の押し目待ち。
- NY時間、「ECB政策金利」の下振りからの高値抜け黄1ロングは、損切りが遠くて見送り。
- 東京・ロンドン時間、前日陽線の押し目待ち。
- NY時間、1.0950押し目が崩れてECB安値まで下落。
- 9月高値が7月高値下降波の戻り目(Fib61.8%)として注目されてる。
- 9月陰線がハラミ足+2本
- 上値は7月高値下降波の戻り売り、下値は4週前安値上昇波の押し目買い。
- 4週前安値上昇波の押し目候補、1.2500まで売られて押し目を形成中、先週陰線が4週前安値上昇波の押し目足になるか注視。
- 重要経済指標:米CPI・FOMC・ECB・BOE
- 上値は150.00下降波の戻り売り、下値は7月安値上昇波の押し目買い。
- 150.00下降波戻り売りが、前回安値(=8月安値)に到達。※先週陰線終値は安値未更新。
- 重要経済指標:日銀金融政策決定会合+植田総裁会見
- 上値は7月高値下降波の1.1000戻り売り、下値は5週前安値上昇波の押し目買い。
- 5週前安値上昇波押し目買いで、前回高値(=1.1000)に到達。※先週陽線終値は前回高値を未更新。
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週刊チャートナビ464回(2023.12.11~2023.12.15)は、今週のドル円・ユーロドル・ポンドドルの環境認識と攻略ポイントの解説。「今週の深掘り」ではトレードに役立つケース・スタディをします。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
ドル円
今週の見通し
概要
売り手の注目
先週のV字底に警戒しつつ、7月安値上昇波の押し目を探る動きに注目。
買い手の注目
7月安値上昇波の押し目候補に到達。先週高値へV字回復するかに注目。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 150.00 |
TR中段 | 先週高値と145.00 |
TR下段㊦ | 先週安値(=8月安値) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
2022年高値のレジスタンスを背景に、先週高値急落波(植田砲)を二番底へ戻り売り。
4時間足ブルの視点
7月安値上昇波の押し目買い。①145.00付近の戻り目崩れで先週高値へロング。②先週高値急落波(植田砲)の戻り売りを受け、安値切り上げの二番底でロング。③先週高値を上抜けば150.00へロング。
今週の値動き
先週高値急落波(植田砲)の戻り目を形成後、FOMCの「ハト派サプライズ」で売られたが、前回安値(=8月安値)は更新ならず、今週の陰線終値は安値未更新でクローズ。
今週の攻略ポイント
先週高値下降波(植田砲)を基準に考える。
先週の「植田砲」による急落波に注目。戻り売りされるか、あるいは、先週安値へV字回復するか、いづれにしても、「FOMCまでは調整」との見方が勝ち筋でした。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.先週高値下降波(植田砲)の戻り目を形成。
フェーズ2.FOMCで先週高値下降波(植田砲)の戻り売り。
フェーズ3.前回安値到達後の調整。
12/11月曜
先週高値下降波(植田砲)の高安を基準にする。
ベアの視点:145.00付近の戻り目から二番底へショート。
ブルの視点:①145.00付近の戻り目崩れで先週高値へロング。②先週高値下降波(植田砲)の戻り売りを受け、安値切り上げの二番底でロング。
12/12火曜 米CPI
先週高値下降波(植田砲)は145.00(=Fib61.8%)で戻り売られず、戻り目ボックス安値+日足上昇チャネル安値まで戻された。
ベアの視点:先週高値下降波(植田砲)の戻り目ボックスで戻り売り検討。
ブルの視点:①1時間21MAサポート×前日高値抜けで先週高値へロング。②急騰安値付近まで売られれば押し目買い検討。
東京・ロンドン時間、145.00まで売られ「米CPI」で反発、押し目待ちでノーポジ。
12/13水曜 FOMC+パウエル発言
先週高値下降波(植田砲)の戻り目ボックス安値(=月曜高値)に戻り目(=12.11高値と145.00の調整レンジ)を形成中。
ベアの視点:月曜高値Mトップ、または、高値切り下げの145.00割れで先週高値下降波(植田砲)を戻り売り。
ブルの視点:①145.00のサポートで前回高値へ押し目買い。②月曜高値Mトップ崩れで先週高値へロング。
12/14木曜 米小売売上高
ベアの視点:FOMC急落波を戻り売り。
ブルの視点:FOMC急落波のサゲ止まりから戻りをロング。
200日MA周辺の下値追いは見送り、FOMC急落波の戻りを待ってノーポジ。
12/15金曜
ベアの視点:先週安値のサポート崩れでショート。
ブルの視点:先週安値のサポートで、FOMC急落波の戻りをロング。
先週安値(=8月安値)に二番底待ちでノーポジ。
ユーロドル
今週の見通し
概要
売り手の注目
1.1000のレジスタンスからの強い下降波に注目。
買い手の注目
4週前安値上昇波の押し目買いに注目。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 8月高値 |
TR中段 | 2週前高値と11.06高値 |
TR下段㊦ | 4週前安値と11.06高値(=4週前安値上昇波の押し目ボックス) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.1000のレジスタンス背景。①4週前安値上昇波の押し目崩れでショート。②1.1000へ2回目の試しから高値切り下げでショート検討。
4時間足ブルの視点
4週前安値上昇波の押し目買い、11.06高値(≒先週安値)のサポートで1.1000へロング。
今週の値動き
11.06高値に4週前安値上昇波の押し目を形成後、FOMCをきっかけに買われたが、前回高値(=1.1000)は更新ならず、今週の陽線は長めの上ヒゲをつけている。
今週の攻略ポイント
4週前安値上昇波を基準に考える。
11.06高値で4週前安値上昇波の押し目が拾われるか、あるいは、4週前安値へ全戻しされるか、いずれにしても、「FOMCまでは調整」との見方が勝ち筋でした。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.4週前安値上昇波の押し目を形成。
フェーズ2.FOMCで4週前安値上昇波の押し目買い。
フェーズ3.前回高値到達後の調整。
12/11月曜
4週前安値上昇波の押し目候補(=11.06高値)に押し目形成中。
ベアの視点:11.06高値の二番底崩れで、4週前安値へショート。
ブルの視点:11.06高値の二番底でロング。
4週前安値上昇波の押し目待ちでノーポジ。
NY時間、11.06高値を下抜いたが、深夜の動きになるので
12/12火曜 米CPI
4週前安値上昇波の押し目候補(=11.06高値)で押し目を形成中。
ベアの視点:11.06高値付近のサポート崩れで、4週前安値へショート。
ブルの視点:11.06高値付近のサポートで、4週前安値上昇波を押し目買い。
東京・ロンドン時間、11.06高値サポート×15分足レベルの安値切り上げを確認できたが、黄1ロングは「米CPI」を控えて見送り。
12/13水曜 FOMC+パウエル発言
4週前安値上昇波の押し目候補(=11.06高値)で押し目(=12.07高値と先週安値の調整レンジ)を形成中。
ベアの視点:11.06高値付近のサポート崩れで、4週前安値へショート。
ブルの視点:11.06高値付近のサポートで、4週前安値上昇波を押し目買い。
12/14木曜 米小売売上高・ECB政策金利+ラガルド発言
FOMCの「ハト派サプライズ」で4週前安値上昇波の押し目が拾われた。
ベアの視点:FOMC急騰波のアゲ止まりから押し戻しをショート。
ブルの視点:FOMC急騰波を押し目買い。
12/15金曜
4週前安値上昇波の押し目買いで前回高値に到達。
ベアの視点:1.1000スーパーキリ番で二番天井待ち。
ブルの視点:①1.1000の持ち合い放れで8月高値へロング。②前日陽線を1.1000へ押し目買い。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
売り手の注目
7月高値下降波の戻り売り候補、9月高値のMトップに注目。
買い手の注目
4週前安値上昇波の押し目に注目。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 8月高値 |
TR中段 | 先週高安※先週高値≒9月高値 |
TR下段㊦ | 4週前安値上昇波の押し目ボックス(=先週安値と11.17安値) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
9月高値のレジスタンス背景。4前安値上昇波の押し目ボックス(=TR下段)内での下落狙い、先週安値の押し目崩れで一段下の押し目へショート。
4時間足ブルの視点
4週前安値上昇波の押し目ボックス(=TR下段)から、9月高値へ押し目買い。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
先週安値に4週前安値上昇波の押し目を形成後、FOMCをきっかけに買われて、前回高値(=9月高値)を更新。その後、日足上昇チャネルの裏で反発、今週の陽線終値は9月高値を未更新。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
4週前安値上昇波を基準に考える。
先週安値で4週前安値上昇波の押し目が拾われるか、あるいは、11.17安値を試すか、いずれにしても、「FOMCまでは調整」との見方が勝ち筋でした。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.4週前安値上昇波の押し目を形成。
FOMCの発表前は、4週前安値上昇波の押し目形成待ちを静観。CPI高値をネックラインとするWボトムを形成した。
フェーズ2.FOMCで4週前安値上昇波の押し目買い。
FOMCに合わせて起床、4週前安値上昇波のを青1押し目買い(1分足の押し目使用)、その後、BOEとECBの前に、3本目の4時間足陽線クローズで半決済、前回高値更新後、日足上昇チャネル裏+5本目の4時間足陽線クローズでアウト。
フェーズ3.前回高値更新後の調整。
金曜日、4週前安値上昇波押し目買いの調整波はノーポジ。
今週の深堀り
『FXは通貨ではなく、プレイヤーを取引するゲームである。』
ボクは「プレイヤーの意思決定」を基準に考えるようになってから、それまでのチャートの景色が一変して、衝動買い(売り)や、含み損を抱えることが激減しました。
トレードって「方法論」で迷いがちですが、方法論の前に大切なことは、プレイヤーの意思決定が値動きをつくるという「原理」を理解することです。
テクニカルやファンダメンタル分析は、あくまでも、人を知るための手段なのに、それ自体が目的化してしまうと上手くいきません。
このチャンネルでは「裁量トレード」を解説していますが、指値トレードやシステムトレードも、人の意思決定で行われているし、AIによるトレードですら人の意思決定を模倣しています。
ベテラン・トレーダーのエントリー・ポイントが、どれも似通っていることを、不思議に思ったことはないでしょうか?
それは、おそらく、人の意思決定が行われるポイントが一緒だからです。
つまり、私たちプレイヤーは、人の意思決定が行われない、あるいは、交錯しそうなら様子見、人の意思決定の方向性が揃いそうなら、ポジションを持てばいいんです。
1.意思決定のされ方。
2.待ち時間の根拠。
3.損益分岐点の見極め。
1.意思決定のされ方。
プレイヤーの意思決定は、複数時間足ごとの「値段」と「時間」のふたつの軸で行われています。
相場は値段だけでは動意づかずに、値段の根拠と時間の根拠が出会うところで動き出します。
リンカーンの言葉に『準備しておこう。チャンスはいつか訪れるものだ。』とありますが、相場は価格帯での準備が整うことで、チャンスが訪れます。
相場は「値段」で準備して、「時間」で動き出すものなのです。
値段と時間のランデブー、これは商売的にいえば「損益分岐点」となります。
下降相場の戻り売りの場合、損益分岐点の左側でショートしても、まだ人の意思決定の方向性が揃ってないので含み損を抱えやすいです。
損益分岐点付近でショートすれば、人の意思決定の方向性が揃っているので速攻で利が乗り始めます。
もちろん、損益分岐点付近の「戻り目」が崩れることもありますが、最終的な攻防を見極めることで成功率をグンと上げることができます。
もし、戻り目が崩れても、売り持ちの損切り(意思決定)を狙って買えばいいわけです。
今週は先週高値下降波が戻り売りされましたが、白◯が「損益分岐点」であり、これより左側は、戻り目形成準備のためのアリアになります。
FX初心者は、この「準備」の認識が弱いため、チャンスが訪れる前にエントリーしがちです。
「チャンスは準備の後に、必然的にやってくるもの。」
そう考えることができれば、もし、FOMCが逆の結果になり「戻り目」が崩れても、買いで向かい打つことができます。
4週前安値上昇波が押し目買いされ、白◯のネックラインが「損益分岐点」となりました。
これ以前にポジションをも持っても、押し目準備のための調整レンジに捕まることになります。
2.待ち時間の根拠。
根拠ある価格帯での準備を経て、根拠ある時間を迎えることで、相場は動き出します。
過去に、複数の記事で書きましたが、根拠のある価格帯到達後に、ベテラン・プレイヤーが、どんな時間の根拠を待っているのかについて解説します。
1.重要経済指標と要人発言。
今週は先週高値下降波の戻り目とFOMCが重なりました。「米雇用統計」や「FOMC」といった、米国の重要経済指標は、その他もろもろの根拠より注目度が高くなります。
ユーロドルは4週前安値上昇波の押し目候補の11.06高値で底値固めが続きました。プレイヤーの関心がFOMCに集中したことで、それまでの値動きが鈍くなりました。
2.三大セッションの区切り。
FXでは、東京・ロンドン・ニューヨークという、3つのセッションの区切り目において、人の意思決定が働きます。
東京セッションはロンドンやNYに比べ、取引量が少ないため、レンジになることも多く、東京時間10時頃の「仲値決め」を過ぎると、さらに動きが鈍くなります。
ところが、ロンドンセッションが始まる16時頃(冬時間は17時頃)になると、ユーロやポンドといった欧州通貨の取引が活発になり、21時頃(冬時間は22時頃)はロンドンとNYセッションが重複するため、一日の中で最も活発に取引されます。
この三大セッションの区切り目は、プレイヤーの流入や流出を意味し、そこに意思決定が働くわけです。
特に、ロンドンセッションに入ると、欧州勢が流入するので、大きく動き出すことが多く、個人的に、準備の価格帯とロンドン初動のランデブーを狙うのが好きです。
3.ローソク足の区切り。
ロウソク足の区切りは、上位足ほど重視されますが、ボクは「4時間足」を重視していて、その区切りごとに、相当数のプレイヤーの流入と流出があると考えています。
そのため、4時間足の残り時間がわずかなら、次の4時間足を待ったり、4時間足の陽転・陰転でポジションを持ったり、4時間足のクローズでイグジットしたりもします。
「今日は何本目の4時間足を狙おうか」
こんな見方もアリで、4時間足は1日に6本だけなので、1時間足や15分足のように、四六時中監視する必要がなく、些細な値動きにも惑わされません。
4.チャネルライン・トレンドライン・移動平均線
チャネルライン・トレンドライン・移動平均線といった斜めのラインは、そもそも「時間の概念」を持っています。
急落後の横ばい調整相場から、チャネルライン・トレンドライン・移動平均線とのランデブーを待って動き始めるなんてことは、本当によくあります。
5.複数時間足のフラクタル
4週前安値上昇波の押し目買いが11.06高値でなされましたが、4週前安値の押し目形成に一週間かかっているので、今週の押し目も一週間かかるだろうと見当をつけていました。
3.損益分岐点の見極め。
値段の根拠を絞り込めても、時間の根拠をひとつに絞り込むのは、なかなか難しいもの。コツとしては、「根拠の重複」と「注目度の高さ」に注目することです。
今週は「中銀ウイーク」ということで、FOMCに注目が集まったようです。
値段の根拠は、先週高値下降波の戻り目ボックス安値につくられたMトップ。
時間の根拠は、FOMC+トレンドライン。
値段の根拠は、4週前安値上昇波の押し目候補(11.06高値)での底値固め。
時間の根拠は、FOMC+押し目のフラクタル。
「通貨ではなく、人を取引する。」
このマインドセットで相場に臨めば、自分自身が取引材料にされなくなります。
来週の相場観
ドル円
概要
売り手の注目
150.00下降波戻り売りの前回安値更新に注目。
買い手の注目
7月安値上昇波の深い押し目、8月安値サポートに注目。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | FOMC高値と先週安値(≒8月安値) |
下段㊦ | 138.00 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150.00下降波戻り売りの継続フォロー。8月安値のサポート崩れで140.00へショート。
4時間足ブルの視点
7月安値上昇波の押し目買い。8月安値二番底のサポートでFOMC高値へロング。
ユーロドル
概要
売り手の注目
7月高値下降波の戻り目、1.1000のMトップに注目。
買い手の注目
5週前安値上昇波押し目買いの前回高値更新に注目。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 8月高値 |
中段 | 先週高値(≒1.1000)とFOMC安値 |
下段㊦ | 2週前安値(=5週前安値上昇波の押し目) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
7月高値下降波の1.1000戻り売り狙い。1.1000のMmトップでショート。
4時間足ブルの視点
5週前安値上昇波押し目買いを継続フォロー。
時刻の節目
デイトレード
FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
EIZO FlexScan 23.8インチ ディスプレイ モニター (フルHD/IPSパネル/ノングレア/ブラック/5 無輝点保証) EV2451-RBK
◆お断り◆
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