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リスクから考えるフラッグの実践的な戦い方。/週ナビ481
投稿日 2024年5月4日 13:47:00 (学ぶ・塾情報)
- 先週は155円を更新後、日銀会合で金利の据え置き、植田総裁会見で金融緩和の継続が伝わると、160円に迫る勢いで円安続伸中。
- 日銀の介入時期は全くわからないが、GWの中日か明けの可能性もある。介入で数円落ちても150円台で、もはや全く円安是正にならない。
- アゲアゲ相場だが、160円付近で天井形成モードに入れば、200ピプス程のレンジをつくる可能性がある。
- 重要経済指標:月末リバランス・米国ISM製造業景況指数・FOMC・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
- 160円のレジスタンス。
- 日銀の為替介入。
- 月末リバランス
- 各時間足(日足・4時間足・1時間足)21期間の移動平均線が買いのパーフェクト・オーダー。
- 日銀の為替介入後の押し目。
- 東京時間、160.00到達で、先週金曜の157.00高値抜けロングを決済。
- 外出後、帰宅したら”為替介入”で急落していた。
- 160円到達後、為替介入で155円へ急落、その後の調整中。
- 155-160円のレンジ。
- 日銀介入後、半値以上戻した。
- 155-160円レンジ、160円付近からの2回目の為替介入に警戒。
- FOMC待ちの相場。
- FOMCは政策変更なく影響は限定的だったが、日本時間の早朝に2回目の為替介入で急落、155円サポートを下抜けて153円まで値を下げた。
- 前日陰線終値は先週安値上でクローズ。
- 東京時間、2本目の4時間コマ足で戻り目確認後、安値抜けで赤1戻り売り。
- ロンドン時間、155円で1/2決済して2番底待ち。
- NY時間、先週安値で1/4決済して、残りは15分足21SMAをガイドにホールド、介入安値153円でアウト。
- 東京・ロンドン時間、雇用統計待ちの相場。
- NY時間、雇用統計は152円へ急落して入れず。
- 12月安値の更新で下目線。
- CPI下降波の半値戻しが完了。
- 重要経済指標:月末リバランス・米国ISM製造業景況指数・FOMC・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数・欧州消費者物価指数
- 大局は12月安値の更新で下目線。
- 金曜日にCPI下降波の戻り売りが始まった模様。
- 月末リバランス
- 4月陰線終値の12月安値サポート。
- 東京・ロンドン時間、CPI下降波の戻り目2番天井待ち。
- NY時間、21時足の12月安値の反発で赤1ショート、1時間足下降フラッグの完成でホールド。
- 翌日のロンドン時間、FOMCを控え、金曜の売りポジションと共に、1.0650反発×15分足21SMA上抜きでアウト。
- CPI下降波の下降フラッグ完成で、前回安値1.0600を目指す流れ。
- 4月陰線は12月安値下でクローズして売り優勢。
- FOMCに警戒。
- ロンドン時間、戻りの2波は見送り。
- NY時間、1時間足下降フラッグ安値での下降3波戻り売りは、FOMCを控えて見送り。
- ロンドン時間、フラッグ安値の攻防を4本目の4時間コマ足で確認。
- NY時間、押し目崩れ(=3波戻り売り)狙い、4本目の4時間足安値抜け赤1ショートは、V字底で損切り。
- 昨日は売りが否定され、4.30高値手前まで上昇。
- 4.30高値を上に抜くまで下目線キープ。
- ロンドン時間、4.30高値を4時間足陽線が更新するも雇用統計待ちでノーポジ。
- NY時間、雇用統計の急騰は入れなかった。
- 先週の陽線でCPI下降波の戻り売りエリアまで戻した。
- 重要経済指標:月末リバランス・米国ISM製造業景況指数・FOMC・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
- 節目と移動平均線のクロス。
- 値動きのシンメトリー。
- 経済指標や要人発言。
- 8.5兆円規模の為替介入で、152円まで円高ドル安になり、3月安値上昇波の61.8%ポイントまで押された。
- 160円を超える展開はしばらく後になりそうだが、金融政策が変わらない限り、円安は止まらないだろう。
- 152円に3月安値上昇波の押し目をつくるか。
- 2023年高値は2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 12月安値の更新で下目線。
- CPI下降波のハラミ内。先週はCPI下降波の戻り売りが否定されて、安値を切り上げたが、200日MAで強い抵抗を受けた。
- 4月陰線終値が、12月安値を更新済み。
- 200日MAの強反発。雇用統計の急騰が”ダマシ”の可能性アリ。
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週刊チャートナビ481回(2024.04.29~2024.05.03)は、一週間の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)を振り返ります。環境認識とトレード・プランの解説、今週の深掘りではトレードに役立つケース・スタディをします。トレードの予習と復習にお役立てください。
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ドル円
今週の見通し
概要
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 160.00 |
TR中段 | 先週高値と155.00 |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
155.00上昇波が基準。①金曜の上昇ペースが収まれば、押し目候補への調整波を売る。
4時間足ブルの視点
155.00上昇波が基準。①金曜上昇波の押し目を待って買う。②日銀の為替介入後に押し目買い。
今週の値動き
月曜に5.5兆円の為替介入が行われ、続いて、FOMC後の薄い時間帯に、3兆円の為替介入が敢行され、今回の介入規模は2回合わせて8.5兆円で、一昨年の介入とほぼ同額となった。
今回の為替介入で152円まで円高が進んだので、160円を超える展開はしばらく後になりそうだが、金融政策が変わらない限り、円安は止まらないだろう。
今週の攻略ポイント
160円の為替介入に最大の警戒!
週明け時点で、160円の手前まで上昇していたので、為替介入に警戒してロングは封印。2回目の介入後の戻り売りで、2023年高値(=152円)まで円高になった。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.1回目の為替介入で155円まで円高進行。
フェーズ2.2回目の為替介入で152円まで円高進行。
04/29月曜 日本休場
155.00上昇波(=金曜大陽線)基準。
ベアの視点:155.00上昇波の調整波狙い。①上げ止まれば、1時間足21SMAを目安にショート。
ブルの視点:155.00上昇波の押し目買い。①1時間足21SMA付近のサポートを目安に押し目買い。
04/30火曜 月末リバランス
ベアの視点:①155円サポート割れでショート検討。
ブルの視点:①155円サポートを基準に押し目を待って買う。
東京・ロンドン時間、157.00ブロックからの下値試しから押し目買いするつもりだったが上抜けてノーポジ。
05/01水曜 米国ISM製造業景況指数・FOMC
ベアの視点:①先週高値付近に2番天井形成を待ってショート検討。
ブルの視点:①前日陽線の押し目買い。
FOMC待ちの相場だったが、FOMCの後の薄い時間帯に2回目為替介入が敢行された。155円や154円の節目を下抜け、153円まで下落。
05/02木曜
ベアの視点:①2回目の介入下降波の戻り目形成後、2番底へ戻り売り。
ブルの視点:①2回目の介入の動きが収まるのを待ってロング検討。
05/03金曜 日本休場・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
2回目の介入下降波の戻り売りで、介入安値153円まで下げた。
ベアの視点:①153円のサポート崩れで152円へショート。
ブルの視点:①前日下降波の戻りを買う。
ユーロドル
今週の見通し
概要
2023年高値は2021年高値下降波の戻り売り候補。12月安値の更新で下目線。2023年安値を目指す流れ。
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | CPI高値 |
TR中段 | 先週高値と1.0600 |
TR下段㊦ | 2023年安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月安値ブレイク背景、CPI下降波を戻り売り。①先週高値の戻り売りを1.0600へフォロー。
4時間足ブルの視点
CPI下降波の戻り売り失敗。①1.0600のサポート、あるいは、安値切り上げでロング検討。②先週高値の戻り目崩れでCPI高値へロング。※1.0800の深い戻り目の抵抗に注意!
今週の値動き
12月安値+日足21SMAを戻り目とした、CPI下降波の戻り売りの流れが、FOMCで寸断。逆三尊天井形成後、雇用統計で200日MAを試した。
今週の攻略ポイント
CPI下降波の戻り売り。
12月安値と日足21SMAのクロスを根拠にCPI下降波の戻り売りを何度か仕掛けたが、FOMCで流れが変わって200日MAを試した。
毎日の攻略ポイント
フェーズ1.CPI下降波の戻り売り。
フェーズ2.逆三尊完成で200MAを試す。
04/29月曜
先週高値でCPI下降波の戻り売りが入り始めている。
ベアの視点:①CPI下降波の戻り売り。
ブルの視点:①CPI下降波の戻り売り失敗を狙い、フラッグ安値サポートでロング検討。
12月安値付近に2番天井待ちでノーポジ。
04/30火曜 欧州消費者物価指数・月末リバランス
12月安値+日足21SMAにCPI下降波の戻り目Mトップ(=1.0600Wボトムのシンメトリー)を形成中。
ベアの視点:①12月安値+日足21SMAレジスタンス、CPI下降波の戻り売り。
ブルの視点:CPI下降波の戻り売り失敗。①2番天井崩れでロング。②金曜安値+1時間足下降フラッグ安値サポートでロング検討。
05/01水曜 米国ISM製造業景況指数・FOMC
ベアの視点:①下降フラッグを根拠に、1.0600への下落をフォロー。
ブルの視点:②下降フラッグ完成がダマシになれば先週高値へロング。
05/02木曜
FOMCによる急騰で1時間足フラッグ安値での3波戻り売りが失敗するも、4.30高値を上抜くまで下目線継続。
ベアの視点:4.30高値下降波の下降3波戻り売り。①フラッグ安値を下抜き返せばショート。
ブルの視点:FOMC急騰波の押し目買い。①フラッグ安値のサポートでロング。②4.30高値を上抜けばロング。
05/03金曜 日本休場・米国雇用統計・米国ISM非製造業景況指数
ベアの視点:①4.30高値のレジスタンスでCPI下降波の戻り売り。
ブルの視点:①4.30高値を上抜けばフラッグ高値へロング。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
2023年高値から12月高値Mトップへ高値切下げ(2021年高値下降波の戻り目)
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
売り手の注目
大局は12月安値の更新で下目線。
買い手の注目
12月安値のアンダー・シュート期待(4月足終値の12月安値サポート)
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | CPI高値 |
TR中段 | 3月安値と先週安値 |
TR下段㊦ | 11.10安値(≒1.2200) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月安値ブレイク背景。①3月安値を上限にCPI下降波を先週安値へ戻り売り。
4時間足ブルの視点
CPI下降波の戻り売り失敗狙い。①CPI下降波3波戻り目崩れでCPI高値へロング。②先週安値の2番底でロング検討。
今週の値動き
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
3月安値+200日MA+日足21SMAを戻り目とした、CPI下降波の戻り売りの流れが、FOMCで寸断。その後の雇用統計で3月高値を一時的に上抜いたが行って来いになった。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
CPI下降波の戻り売り。
3月安値+200日MA+日足21SMAのクロスを根拠にCPI下降波の戻り売りを仕掛けたが、FOMCで流れが変わってしまった。
毎日の攻略ポイント
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
フェーズ1.CPI下降波の戻り売り。
火曜、切下げ2番天井のネック抜けでCPI下降波を戻り売り、FOMCを控え、15分足21SMAの上抜きでアウト。
木曜、押し目崩れ狙い(=3波戻り売り)の赤1ショートは、V字底で損切り。
フェーズ2.CPI下降波の戻り売り。
今週の深堀り
今週の深堀りは「リスクから考えるフラッグの実践的な戦い方」と題して解説致します。
さて、下降フラッグは下降トレンド中の短期上昇トレンド、上昇フラッグは上昇トレンド中の短期下降トレンドのことを指し、ネットでよく見かける、下降フラッグの戦法としては、上図のように、直近安値S1の下抜けで赤1ショート、損切りはR1上とされているものが多いです。
ちなみに、フラッグやペナントの戦法については、こちらの過去記事も併せて御覧ください。
これはこれで間違っていないのですが、概念化されすぎていて、実践的ではありません。
なぜなら、S1とR1が50ピプス離れていたら、この戦い方はできないからです。
直近安値S1を下抜けてからのショートは”ダマシ回避策”としては有効ですが、何でもかんでも、S1のブレイク・アウトでショートできるわけじゃありません。
ボクはポジションを持つとき、リターンではなく、リスクから考えます。
なぜなら、いくら勝率が高そうに見えても、成功する保証なんて、どこにもないからです。
どこまで行っても、勝つか負けるかわからないのが相場なので、常に最悪のケースを考え、覚悟するようにしています。
そのほうが、心が軽くなるからで、これは、枚数を増やしていく際に、とても大切な考え方になります。
具体的に、リスクから考えるって、どういうことかというと、赤1と赤2ショート、どちらが正解なのか、迷ったことはありませんか?
赤2ショートが理想ですが、もし電車道になったら、赤1で入らないとチャンスを逃すことになりますよね。
例えば、S1をブレイクさせた”強者の高値”や”持ち合い”が近くにあれば、それを壁にして赤1でショートできます。
なぜなら、強者の高値まで戻されても、そこでレジスタンスされる可能性が高いからです、
また、最悪、強者の高値や持ち合いを上に抜けたら、損切りすればいいので損失を小さく抑えることができます。
強者の高値や持ち合いを壁にした戻り売りが失敗すれば、ダマシの確度が上がるので、わざわざ、高値Aまで待って損を増やすことはありません。
一方、強者の高値や持ち合いがなければ、R1の上で損切りするしかなく、赤1ショートのリスクは格段に大きくなので、高値Cを待って赤2で売るのが適切でしょう。
S1更新後にフラッグ安値を試してからの3波戻り売り(赤2)なら、赤1のような波の途中乗車ではなく、始点からポジションを持てます。
繰り返しになりますが、どれだけ分析したって、最終的に相場はどっちに転ぶか誰にもわかりません。
だったら、最善を望みながら、最悪を覚悟できるところでポジションを持つしかないというわけです。
さて、赤1や赤2のショートはブレイク・アウト手法になりますが、フラッグの高値で売るのもアリです。
赤3ショートから下落すれば、S1のダマシとかを一切気にすることもなく、損切りのリスクも小さくできます。
ただ、この方法だと、フラッグ高値のどこから、市場参加者の総意が得られ売られ始めるかを推測しなければなりません。
過去にこちらの記事でエントリーのタイミングを”守破離”でも解説しましたが、レジスタンス後のサポート抜けを待ったほうがわかりやすく、成功率も高いので、多くのトレーダーが赤1や赤2のショートがをすすめるわけです。
市場参加者は常に”何か”を待ってポジションを持ちます。その”何か”をボクは3つのポイントで推察しています。
今週のチャートで考察してみましょう。
今週のユーロドルは、CPI下降波の戻り売りを狙い、先週の金曜日を含め3回売りました。
1.節目と移動平均線のクロス。
12月安値サポートを下に抜けたことで、CPI下降波の戻り目として注目され、さらに、日足21SMAとクロスすることで売られやすくなっていました。
2.値動きのシンメトリー。
1.0600のダブル・ボトムと12月安値のダブル・トップは、上下一対のシンメトリーになっています。
下値側のダブルボトム(1個小隊)を打ち破るには、上値側にも同サイズのダブルトップ(1個小隊)が必要と考えればわかりやすいでしょう。
26日のショートは1番天井なので、ショートするには早すぎましたが、高値切下げを見込んで売り始めました。
30日の2番天井ショートは通常なら本命ですが、FOMCに阻止され、続く木曜日のショートは損切りとなりました。
大きな時間足の戻り売りでは、このように、複数回エントリーすることがあります。
3.経済指標や要人発言。
本来なら、30日高値下降波の戻り売りで下がってもおかしくないチャートですが、FOMCに流れを止められてしまいました。
経済指標や要人発言がトリガーになって、狙った方向へ動き始めることもありますが、今回のように流れが止められることもあるので、基本的にイベント前にポジションを外しておくほうが無難です。
トレードって取らぬ狸の皮算用で、リターンから考えがちですが、相場において、自分で決められるのは”リスク”だけです。
だったら、リスクから考えるほうが合理的だし、最悪の事態を想定しておけば、心も軽くなります。
参考になれば幸いです。
来週の相場観
ドル円
概要
売り手の注目
先週大陰線に注目。
買い手の注目
2023年高値152円は、3月安値上昇波の押し目候補61.8%ポイント。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 5.1戻り高値 |
中段 | 152.00と5.2戻り高値 |
下段㊦ | 150.00(000) |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
①先週の大陰線を背景に152円へ戻り売り。②152円サポートが崩れれば、150円を目安にショート。
4時間足ブルの視点
①152円サポートを背景に先週大陰線の戻りを買う。1時間足→4時間足21SMAの乖離幅を狙う。
ユーロドル
概要
売り手の注目
買い手の注目
1.0600→先週安値へ安値切り上げ。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | CPI高値 |
中段 | 先週高安 |
下段㊦ | 4月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
12月安値ブレイク背景の200日MA強反発が根拠。①200日MA+先週高値のレジスタンスからCPI下降波を戻り売り。
4時間足ブルの視点
1.0600→先週安値へ安値切り上げが根拠。①先週安値上昇波を押し目買い。
デイトレード
FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
EIZO FlexScan 23.8インチ ディスプレイ モニター (フルHD/IPSパネル/ノングレア/ブラック/5 無輝点保証) EV2451-RBK
◆お断り◆
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