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エントリーだけじゃない!移動平均線の本質的な使い方。/週ナビ492
投稿日 2024年7月20日 12:09:34 (学ぶ・塾情報)
- 上昇相場なので、日銀介入による下落を6月安値上昇波の調整とみる。
- 重要経済指標:米国小売売上高・日本CPI
- 6月安値上昇波の押し目候補61.8%ポイントまで下落。
- 7.11下降波を基準にする。
- 7.11下降波は先週安値で調整中。
- 前日足は先週安値反発でピンバー。
- 東京時間、前日の4時間足5本目のピンバー高値抜けで青1ロング、15分足21SMA割れでアウト。
- NY時間、米国小売売上高で急騰したが、4時間足21SMAに頭を押さえられた。
- 7.11下降波が基準。
- 先週安値サポートVS.7.11下降波の戻り売り。
- 東京時間、戻りネック割れで赤1ショート。
- ロンドン時間、3本目の4時間大陰線クローズでアウト。
- トランプ前大統領がブルームバーグのインタビューで、ドルが対円、対人民元において高すぎると発言し、ドル円が急落した。
- 昨日の円高原因が”トランプ砲”なら、先週安値割れがダマシになる疑いもある。
- 156.00付近は6月安値上昇波の深い押し目候補。
- 東京時間、前日安値+156.00割れで赤1ショート、155.50の反発でアウト。
- 先週安値下のアンダー・シュートを狙って青1ロング、1時間足21SMAで半分決済。
- NY時間、逆三尊ネック156.50抜けで青2ロング。
- 翌日の東京時間、先週安値で全決済。
- 7.17トランプ砲は急落後のV字底で、先週安値まで引き戻された。
- 6月安値上昇波の押し目(先週安値)が意識されている。
- 2023年高値は、2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 2023年高安に孕まれ、三角持ち合い高値(1.1高値周辺)を目指す流れ。
- 6月安値の押し目から2週連続で陽線出現、前回高値に到達。
- 重要経済指標:米国小売売上高・ECB政策金利
- 先週安値上昇波が基準。
- 前日足は6月高値の反発でピンバー。
- 先週安値上昇波が基準。
- 米国小売売上高発表後に押し目が拾われた。
- 2023年高値は2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 6月安値の押し目買いが、12月高値更新後に1.3に到達。
- 6月安値上昇波と1.3レジスタンスの攻防。
- 2023年高値から1.3への高値切り下げを考慮、天井圏の動きを意識。
- 重要経済指標:米国小売売上高・ECB政策金利
- 1時間足の21SMAを短期移動平均線(ブルー)
- 4時間足の21SMAを中期移動平均線(オレンジ)
- 日足の21SMAを長期移動平均線(マゼンダ)
- ドル円は上昇相場だが、5月安値上昇波の61.8%ポイント+100日SMAサポートを試して強く反発。
- 先週足は上向きピンバー。トランプ砲で急落したが、100日SMAのサポートで強く反発して引き戻された。
- 5月安値上昇波の押し目買いVS.7月高値下降トレンドの戻り売り。
- 重要経済指標:米国四半期GDP速報値・米国PCEデフレーター
- 5月安値上昇波の押し目。
- 100日SMAサポート。
- 2023年高値は、2021年高値下降波の戻り売り候補。
- 大局は2023年高安の三角持ち合いで方向感薄い。
- 先週足は下向きピンバー。先週高安に高値圏を形成中。
- 6月安値上昇波VS.1.1周辺のレジスタンス。
- 重要経済指標:米国四半期GDP速報値・米国PCEデフレーター
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週刊チャートナビ492回(2024.07.15~2024.07.19)。今週の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)の振り返りと、「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つ情報を、今週の相場からケース・スタディします。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
ドル円
今週の見通し
概要
米国6月CPIに被せて、日銀の為替介入が行われ、6月安値上昇波の61.8%ポイントまで押された。
売り手の注目
日銀の為替介入による大陰線(6月安値上昇波の調整下落)
買い手の注目
6月安値上昇波の押し目候補61.8%ポイント(先週安値)に到達。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 先週高値 |
TR中段 | 7.12高値と先週安値 |
TR下段㊦ | 6月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
6月安値上昇波の調整下落狙い。①先週安値の押し目崩れで、深い押し目へショート。②7.12高値への上値試しがあればショート検討。
4時間足ブルの視点
6月安値上昇波の押し目買い。①先週安値のサポートで押し目買い。②先週安値の押し目を割れば、さらに深い押し目を探ってロング。
今週の値動きと焦点
6月安値上昇波の押し目を重視。
久しぶりのトランプ砲が炸裂。トランプ前大統領のドルが対円において高すぎると発言したことで、17日陰線が先週安値を割って急落。
しかしながら、テクニカル的に、先週安値は6月安値上昇波の有力押し目候補なので、”もしトラ”から”ほぼトラ”になったとはいえ、トランプ前大統領は現職ではないので、この動きを一時的なものと見ていた。
そこで、先週安値下の動きが今週足の下ヒゲになると仮定して、18日にロングを仕掛けた。
毎日の値動き
07/15月曜
ベアの視点:①1時間21SMAの反発で先週安値へ戻り売り。
ブルの視点:①先週安値への下値試しから7.12高値へロング。
1時間21SMAで戻り目をつくるも、戻りネックを割らずにノーポジ、その後、深夜に先週安値で強く反発。
07/16火曜 米国小売売上高
ベアの視点:①先週安値のサポート崩れでショート。
ブルの視点:①先週安値の反発(前日ピンバー)を根拠に7.12高値へロング。
07/17水曜
ベアの視点:①7.12高値から前日高値への高値切下げ+4時間足21SMAの反発で7.11下降波戻り売り。
ブルの視点:②7.11下降波の戻り売り失敗で7.12高値へロング。
07/18木曜
ベアの視点:①7.17下降波を戻り売り。②下落ペースが続くようなら156.00割れについていく。
ブルの視点:①7.17下降波の売りを受け、156.00付近のサポートでロング。②156.00付近の強い反発で”ダマシ”狙いのロング。
07/19金曜 日本CPI
ベアの視点:①7.17下降波を先週安値付近から戻り売り。
ブルの視点:①先週安値付近の戻り目崩れで7.17高値へ全戻しロング。
先週安値付近に戻り目の形成を待ってノーポジ。
ユーロドル
今週の見通し
概要
売り手の注目
1.1周辺のレジスタンス。
買い手の注目
2週連続で大陽線出現、買いの勢いが強い。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1 |
TR中段 | 先週高値と米国6月CPI安値(高値は6月高値) |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週安値上昇波が基準。①先週陽線の調整波をショート。②6月高値ダブルトップでショート検討。
4時間足ブルの視点
先週安値上昇波が基準。①先週大陽線を押し目買い。②6月高値更新で1.1を目安にロング。
今週の値動きと焦点
先週安値上昇波をフォロー。
ユーロドルの大局はレンジ相場だが、目先の動きは1.1を目指しているとみて先週安値上昇波をフォローした。
しかしながら、7.16安値の押し目は拾えず、その後は高値圏形成モードに入ってノーポジ。
毎日の値動き
07/15月曜
6月安値起点の上昇トレンドが前回高値(6月高値)に到達。
ベアの視点:①6月高値から先週安値上昇波の押し戻しをショート。
ブルの視点:①先週安値上昇波の押し目待ち。
東京時間、押し目を形成するも、ロンドン時間の黄1ロングは6月高値目前で見送り。
07/16火曜 米国小売売上高
ベアの視点:①6月高値反発を根拠に先週安値上昇波の押し戻しをショート。
ブルの視点:①先週安値上昇波の押し目買い。
NY時間、米国小売売上高の急落以降は押し目待ち。
07/17水曜
ベアの視点:①6月高値2番天井からのショート検討。
ブルの視点:①6月高値Mトップ崩れでロング。
ロンドン時間、前日安値に逆三尊完成、6月高値抜け黄1ロングはダマシを疑って見送り。
07/18木曜 ECB政策金利
7.16の押し目買いが6月高値を更新。
ベアの視点:①7.16上昇波の押し戻しショート検討。
ブルの視点:①7.16安値上昇波をフォロー。6月高値のサポートで押し目買い。
NY時間、高値ネック割れ、黄1押し戻しショートは、6月高値目前で見送り。
07/19金曜
6月高値をブレイクさせた7.17陽線が前日陰線で否定されたことで、7.16安値をネックにMトップになる疑いが出てきた。
ベアの視点:①6月高値を試せば戻り売り。
ブルの視点:①7.16安値+4時間足チャネル安値のサポートで押し目買い。
7.16安値+4時間足チャネル安値への下落を様子見。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
売り手の注目
1.3付近レジスタンス(2023年高値の切下げ2番天井の可能性)
買い手の注目
6月安値上昇波の強さ。
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023年高値 |
TR中段 | 1.3と1.29押し安値 |
TR下段㊦ | 先週安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.3付近レジスタンス背景に逆張り。①1.3の強い反発でショート。②1.3Mトップから1.29安値へショート。
4時間足ブルの視点
先週安値上昇波をフォロー。①1.29安値サポートで押し目買い。
今週の値動きと焦点
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
先週安値上昇波をフォロー。
今週は先週安値上昇波のフォローを狙ったが、7.16安値で押し目を拾えず、その後は高値圏形成モードに入ってノーポジ。
1.3は2023年高値の2番天井になる疑いがあるので、高い位置では買えなかった。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
07/17 水曜
ロンドン初動、前日の押し目(逆三尊)ネック抜け、黄1ロングは1.3目前で見送り。
07/18 木曜
ロンドン初動、高値ネック割れ、黄1押し戻しショートは、前日急騰安値のサポートを疑い見送り。
今週の深堀り
今回の深堀りは、移動平均線の本質的な使い方について。
移動平均線を、なんとなく表示して、あまり深く考えずに使ってる人って、結構いるんじゃないでしょうか?
移動平均線は、ある期間における、相場の方向(トレンド)を示すテクニカル・ツールです。
ある期間の終値の平均値が上がっていれば上昇線、下がっているなら下降線を描きます。
相場の方向を掴むことは、売りと買いのどちらが優勢かを掴むことと同意なので、移動平均線を使えば、相場の優位性を把握できます。
この「ある期間」の選択ですが、ボクは”21期間の単純移動平均線”を使います。また、これに加え、100日と200日(グランビルの法則)を表示させてます。
21期間を使う理由は、20から25期間は使用者が多そうなことと、波形の山と谷を適度に潰して平滑化してくれるからです。
エントリー目的で極端に短い期間の移動平均線を使用する人もいますが、超短期については、直接ローソク足の値動きを見てます。
移動平均線は、ある程度の期間の”平均値”を見ることに意味があると考えるからです。
4時間足21SMA(オレンジ点線)を御覧ください。
4時間足21SMAは、4時間足ローソク21本分の終値の平均値ですが、6月の2週目から7月の1週目辺りまで上昇を続けました。
これは、4時間足の21期間において、売り注文よりも、買い注文のほうが多かったことを意味します。
また、レートが平均値よりも高値で推移しているので、かなり買い手優勢の状態といえます。
こうなると、買い手はポジションを手仕舞わず、追っかけロングも入ってきやすく、値ごろ感で逆張りしたショートの損切りで、どんどん上昇します。
このような状況で”売る理由”はありませんね。
一時的に、上昇する平均値をレートが下回ることがありますが、直後に踏み上げられることがよくあります。
これは、一種の”ダマシ”なので、移動平均線をレートが下回っても、すぐに売るのは危険です。
移動平均線が横向きになるのは、ある期間における平均値にあまり変動がなく、売りと買いが拮抗してることを示します。
ユーロドルは100日+200日移動平均線が横向きなので、この期間においては方向感のないレンジ相場ということがわかります。
値幅があるのでトレード可能ですが、レンジ相場を意識する必要があります。
移動平均線における”平均値の概念”を利用すれば、売りと買い、どちらか優勢な側につくことができます。
ボクは、ひとつのチャートに複数時間足の21期間移動平均線を3本重ねて表示させ、より大きな相場の流れを掴むようにしてます。
一例として、1時間足チャートの設定をご紹介します。
これら3本の移動平均線をオリジナル・インジケーターを使って表示させてます。
ボクは相場のフラクタル概念を重視しているので、ひとつのチャートごとに短期・中期・長期を期間を設定するのではなく、すべての時間足に対してユニークな21期間線ひとつに絞ってます。
短期・中期・長期の概念は、監視する時間足で相対的に変化しますが、この設定方法なら、どの時間足においても、上位足の21期間線を確認できます。
さて、チャートをご覧いただくと、4時間足21SMA(中期線)と1時間足21SMA(短期線)が下がっていて、日足の21SMA(長期線)がほぼ横向きなのがわかります。
つまり、短期線と中期線の方向(トレンド)は下向き、長期線は方向感がありません。
短期線をレートが上に抜く場面もありましたが、中期線が下向きであるうちは売り優勢と考え、もし、先週安値からの引き戻しを買うなら、このことに注意しなければなりません。
中期線が下向きなので、再び、短期線が下向きになるタイミングで売れば、中期線のトレンドに乗れる可能性が高いです。
ただし、移動平均線の向きが変わるのは値動きの後からなので、下位足のダウを使い、高値を切下げた赤◯でショートします。
このタイミングで売れば、中期トレーダーと短期トレーダーの目線が「下」で揃うので大きく伸びます。
短期・中期・長期の移動平均線を、ひとつのチャートに重ねて表示させることで、短期・中期・長期トレーダーそれぞれの意思決定の様子がわかります。
短期・中期・長期の移動平均線の方向(トレンド)が揃った状態を”パーフェクト・オーダー”といいます。
長期線・中期線が下向きなら、短期線が下向きになった瞬間(弱気パーフェクトオーダー成立)に売る。
長期線・中期線が上向きなら・短期線が上向きになった瞬間(強気パーフェクトオーダー)に買う。
この状況を待てば楽に勝てます。
ただ、注意したいのは、もっと上位クラスの移動平均線や節目の影響を受け、このパーフェクト・オーダーが無効化されるリスクです。
7.17のトランプ砲が先週安値を割り、15分足チャートで、15分足+1時間足+4時間足21SMAの”弱気パーフェクト・オーダー”を成立させました。
しかしながら、先週安値は6月安値上昇波の61.8%ポイントの有力な押し目候補、さらに、100日移動平均線も影響しそうです。
相場では常に全体像を掴んでおかないといけません。
ひとつのチャートでは表示しきれない部分もあるので、上位足チャートで相場環境を確認することが大切です。
参考になれば幸いです。
来週の相場観
ドル円
概要
売り手の注目
7月高値下降トレンド発生中。
買い手の注目
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 4.29高値 |
中段 | 先週高安(上向きピンバー) |
下段㊦ | 6月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
7月高値下降トレンドが背景。①先週高値下降波を先週安値へ戻り売り。②先週高値のレジスタンスでショート検討。
4時間足ブルの視点
5月安値上昇波の押し目背景。①先週高値下降波の戻り目(金曜高安)崩れで先週高値へロング。②先週安値の2番底でロング。
ユーロドル
概要
売り手の注目
1.1周辺(先週高値を含む)のレジスタンス帯。
買い手の注目
6月安値上昇波の押し目。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 1.1 |
中段 | 先週高安(下向きピンバー) |
下段㊦ | 2週前安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
6月安値上昇波の押し戻し狙い。①先週高安の高値圏から2週前安値へショート。
4時間足ブルの視点
6月安値上昇トレンドをフォロー。①先週安値サポートで2番天井へロング。②2週前安値周辺まで下落すれば押し目買い検討。
デイトレード
FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
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