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【バックテストの結果あり】FXの移動平均線とは?見方・種類・設定方法などを初心者に向けて徹底解説
投稿日 2024年7月28日 00:35:52 (ニュース)
- 単純移動平均線
- 指数移動平均線
- 汎用化二重指数平滑移動平均
- 正則化指数平滑移動平均
- 加重移動平均
- 変動調整移動平均
- 上昇トレンド
- 下降トレンド
- RSI(Relative Strength Index)
- MACD(Moving Average Convergence Divergence)
- チャートを開く
→プラットフォームを開き、FX取引で使用する通貨ペアのチャートを表示します。 - インディケーターを追加
→チャート上で右クリックし、「インディケータリスト」を選択します。「トレンド」カテゴリから「Moving Average」を選択します。 - パラメーターの設定
→表示されるウィンドウで、期間(Period)を設定します。 - 移動平均の種類を選択します。(Simple, Exponential, Generalized Double Exponential, Regularized Exponential, Weighted, Momentum Adjustedなど)
- 適用する価格(終値、始値、高値、安値など)を設定します。
- 「OK」をクリックしてチャートに追加します。
- チャートに追加された移動平均線の設定アイコンをクリックします。
- 表示される設定ウィンドウで、期間(Length)を設定します。
- 移動平均の種類(Simple, Exponential, Generalized Double Exponential, Regularized Exponential, Weighted, Momentum Adjustedなど)を選択します。
- 「OK」をクリックして設定を反映させます。
- 通貨ペア:USD/JPY
- 時間足:1時間足
- MA設定:10日SMA、20日SMA、50日SMA、75SMA、200SMA、240SMAを使用。
- 設定金額:1,000,000JPY
- ロット数(ユニット数):0.5ロット(50,000ユニット)
- エントリー条件:短期MAが長期MAをGC(DC)したら買いエントリー(売りエントリー)
- エグジット条件:ゴールデンクロス(デッドクロス)した後にデッドクロス(ゴールデンクロス)が発生した時にエグジットとする。
- 通貨ペア:EUR/JPY
- 時間足:1時間足
- MA設定:10日SMA、20日SMA、50日SMA、75SMA、200SMA、240SMAを使用。
- 設定金額:1,000,000JPY
- ロット数(ユニット数):0.5ロット(50,000ユニット)
- エントリー条件:短期MAが長期MAをGC(DC)したら買いエントリー(売りエントリー)
- エグジット条件:ゴールデンクロス(デッドクロス)した後にデッドクロス(ゴールデンクロス)が発生した時にエグジットとする。
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投稿日 2025年3月3日 12:25:42 (ニュース)
FXの取引において移動平均線を活用しながらトレードすることは必要不可欠です。
当該記事では移動平均線の意味や種類、そして利用方法について詳しく解説していきます。
テクニカル分析の解説ページはこちら
このページでは、FXのテクニカル分析の基本から応用技術まで、初心者にも理解しやすい形で詳しく解説しています。チャートの読み方、主要なテクニカル指標の使い方を学び、…
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FXにおける移動平均線とは何か?
まずはじめに、移動平均線の基本的な概念のご案内をし、その後様々な移動平均線の種類について解説していきます。
移動平均線の基本的な概念
移動平均線(Moving Average、MA)は、FX取引において広く使用されるテクニカル指標であり、一定期間の価格の平均値を計算してチャートにプロットすることにより、価格の変動推移を滑らかにし、市場のトレンドを見やすくしてくれます。
移動平均線の種類
移動平均線には他にも種類がありますが、主に以下の6種類がよく使われます。
単純移動平均線(SMA: Simple Moving Average)
単純移動平均線(SMA)は、指定期間内の終値の平均値を算出し、価格変動を平滑化することでトレンドを把握しやすくする指標です。
計算方法
単純移動平均線は、特定期間の終値の平均を計算します。
例えば、20日間のSMAは、直近20日の終値の合計を20で割ったものです。
見方
SMAが価格の上にある場合は、下降トレンドを示唆し、下にある場合は上昇トレンドを示唆します。
価格とSMAの交差はトレンド転換のシグナルと見なされます。
ローソク足との位置関係
価格がSMAの上にあるときは買いシグナル、下にあるときは売りシグナルとなります。
交差する角度
SMAの角度が急であればあるほど、トレンドの強さを示します。
メリットとデメリット
メリットとしては、計算が簡単で理解しやすいです。
一方でデメリットとしては全てのデータポイントに等しい重みを与えるため、最新の価格変動に遅れが生じやすく、トレンドの判断が遅れる可能性があります。
指数移動平均線(EMA: Exponential Moving Average)
指数移動平均線(EMA)は、最近の価格データにより重みを置くため単純移動平均線のような、過去の価格データよりも敏感に反応する移動平均線です。
計算方法
指数移動平均線は、最新の価格により多くの重みを与え、過去のデータに向かって指数的に減少する重みを与えます。
具体的には、最新の終値と前日のEMAを用いて計算されます。
指数移動平均線の見方
EMAが価格の上にある場合は、弱気相場を示唆し、下にある場合は強気相場を示唆します。
価格とEMAの交差はトレンド転換の重要なシグナルです。
ローソク足との位置関係
価格がEMAの上にあるときは買いシグナル、下にあるときは売りシグナルとなります。
交差する角度
EMAの角度が急な場合、トレンドの強さが強調されます。
メリットとデメリット
最新の価格変動に敏感で、トレンドの変化を早期に捉えやすい。
一方でノイズに敏感になりやすく、ダマシが発生しやすく、チャートの見方を間違えやすい場合もあります。
汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA: Generalized Double Exponential Moving Average)
汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA)は、トレンドを滑らかに追跡し、ノイズを削減するために、二重指数平滑化を利用する高度な移動平均線です。
計算方法
GDEMAは二重指数平滑移動平均をさらに一般化したもので、価格変動に対してより滑らかな反応を示します。
見方
GDEMAが価格の上にある場合は弱気相場、下にある場合は強気相場と見なします。
ローソク足との位置関係
価格がGDEMAの上にある場合は買いシグナル、下にある場合は売りシグナルです。
交差する角度
GDEMAの角度が急であれば、トレンドの強さを示します。
メリットとデメリット
トレンドの早期検出と滑らかさの両立が可能です。
一方で計算が複雑で、理解に時間がかかるのがデメリットとして挙げられます。
正則化指数平滑移動平均(REMA: Regularized Exponential Moving Average)
正則化指数平滑移動平均(REMA)は、標準指数平滑移動平均(EMA)に正則化項を追加し、ノイズを抑えつつトレンドを滑らかにする指標です
計算方法
REMAは通常の指数移動平均に正則化項を追加することで、価格の急激な変動に対する過剰反応を抑えることが可能になります。
見方
REMAが価格の上にある場合は下降トレンド、下にある場合は上昇トレンドを示唆します。
ローソク足との位置関係
価格がREMAの上にある場合は買いシグナル、下にある場合は売りシグナルとなります。
交差する角度
REMAの角度が急な場合、トレンドの強さを示します。
メリットとデメリット
ノイズの影響を受けにくく、安定したトレンドを示す。一方でトレンドの変化に対する反応が遅くなる場合がある。相場の見方を誤るリスクもあります。
加重移動平均(WMA: Weighted Moving Average)
加重移動平均(WMA)は、最新データにより多くの重みを付け、過去データに徐々に減少する重みを与えて算出する移動平均です。
計算方法
WMAは各価格データに異なる重みを与え、最新のデータにより多くの重みを付ける。
例えば、5日間のWMAでは、5日目の価格に5、4日目に4といった具合に重みを掛けて平均を計算します。
見方
WMAが価格の上にある場合は弱気相場、下にある場合は強気相場と見なします。
ローソク足との位置関係
価格がWMAの上にある場合は買いシグナル、下にある場合は売りシグナルです。
交差する角度
WMAの角度が急であれば、トレンドの強さを示します。
メリットとデメリット
メリットとしては、最新の価格変動を強調することが可能となります。
一方で、計算が複雑で、最新の価格変動に敏感すぎる場合がある。
チャートでの判断に慎重さが求められます。
変動調整移動平均(MoMA: Momentum Adjusted Moving Average)
変動調整移動平均(MoMA)は、価格の変動やモメンタムを考慮して、重みを動的に調整する移動平均です。
これにより、トレンドの変化に敏感に反応してくれます。
計算方法
MoMAは価格のモメンタムを考慮して移動平均を調整し、トレンドの強さに応じて適応する。
見方
MoMAが価格の上にある場合は下降トレンド、下にある場合は上昇トレンドを示唆します。
ローソク足との位置関係
価格がMoMAの上にある場合は買いシグナル、下にある場合は売りシグナルです。
交差する角度
MoMAの角度が急な場合、トレンドの強さを示します。
メリットとデメリット
トレンドの強さに柔軟に対応し、適切なトレンドフォローが可能が可能となります。
一方で設定が複雑で、誤った設定をすると誤ったシグナルを発生しやすいです。
FXにおける移動平均線の使い方
ここからは、実際にFXの取引でどのように移動平均線を使用するのかについて解説していきます。
短期・中期・長期の移動平均線の使い方
移動平均線は、期間によって異なるトレンドを把握するために使用されます。
それぞれの期間の移動平均線は、異なるトレード戦略に役立ちます。
短期移動平均線
短期移動平均線は、価格の短期的な変動を素早く反映し、トレンドの早期発見や売買のタイミングを支援します。
期間 | 一般的に10日以下 |
---|---|
用途 | 短期的な価格変動やトレンドの確認。 デイトレードやスキャルピングなどの短期トレードに適しています。 |
参考例 | 10日移動平均線(10 SMA) |
中期移動平均線
中期移動平均線は、価格の中期的なトレンドを把握し、売買のタイミングやリスク管理に重要な役割を果たします。
期間 | 20日から50日 |
---|---|
用途 | 中期的なトレンドを確認。 スイングトレードや中期投資に適しています。 |
参考例 | 50日移動平均線(50 SMA) |
長期移動平均線
長期移動平均線は、価格の長期的なトレンドを把握し、投資判断の基盤となる重要な指標です。
期間 | 100日以上 |
---|---|
用途 | 長期的なトレンドの確認。 長期投資や全体的な市場の方向性を判断するのに適しています。 |
参考例 | 200日移動平均線(200 SMA) |
FXにおけるトレンドの見極め方法
移動平均線は、トレンドの方向性を判断するのにとても役立ちます。
移動平均線には、以下のようなトレンドがあります。
それぞれの特徴を解説していきます。
上昇トレンド
短期の移動平均線が中期または長期の移動平均線を上回るとき。
この状況は、価格が上昇傾向にあることを示唆します。
下降トレンド
短期の移動平均線が中期または長期の移動平均線を下回るとき。
この状況は、価格が下降傾向にあることを示唆します。
FXにおける移動平均線を活用する売買ポイントについて
移動平均線を活用する売買ポイントは、トレンドの確認や転換点を見極め、適切なエントリー・エグジットを支援します。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスは短期移動平均線が長期移動平均線を上抜くことで、上昇トレンドの開始を示唆します。
見方
短期移動平均線が長期移動平均線を上抜ける場合、これは買いシグナルとなり、このクロスが発生した時点で市場が強気に転じる可能性が高いと判断されます。
使い方
ゴールデンクロスが発生したら買いポジションを取り、トレンドが続く限りポジションを維持することで、利益を伸ばすことが期待できます。
デッドクロス
デッドクロスは短期移動平均線が長期移動平均線を下抜くことで、下降トレンドの開始を示唆します。
見方
短期移動平均線が長期移動平均線を下抜ける場合、これは売りシグナルとされます。
このクロスが発生した時点で市場が弱気に転じる可能性が高いと判断されます。
使い方
デッドクロスが発生したら売りポジションを取り、トレンドが続く限りポジションを維持します。
利益を伸ばすことが期待できます。
FXにおける複数の移動平均線を同時に活用する方法
複数の移動平均線を同時に使用することで、トレンドの確認やエントリータイミングの精度を高めることができます。
特に、短期・中期・長期の移動平均線を組み合わせる方法が効果的です。
具体的な設定方法
短期・中期・長期移動平均線を適切に設定することで、多様なトレンドを把握し、精度の高い取引判断が可能になります。以下は参考までに提示します。
短期移動平均線
5日や10日の移動平均線が短期として効果的で、市場の迅速な変動を反映し、短期トレンドの把握に優れています。
中期移動平均線
20日や75日の移動平均線が中期として効果的で、短期的な変動を平滑化し、持続的なトレンドを把握することができます。
長期移動平均線
200日や240日の移動平均線が長期移動平均線として効果的で、大局的なトレンドを把握し、長期的な市場動向を把握することができます。
具体的な活用方法
短期・中期・長期移動平均線を活用することで、異なる期間のトレンドを把握し、より精度の高い取引判断が可能となります。
トレンドの確認方法
短期移動平均線が中期・長期移動平均線を上回っている場合、上昇トレンドと判断します。
逆に、下回っている場合は下降トレンドと判断します。
エントリータイミング
短期移動平均線が中期移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが発生した場合、買いエントリーを行います。
逆に、短期移動平均線が中期移動平均線を下抜けるデッドクロスが発生した場合、売りエントリーを行います。
リスク管理
長期移動平均線を基準に、価格が長期移動平均線を上回っている場合は買いポジションを維持し、下回っている場合は売りポジションを維持します。
FXにおける移動平均線のレジスタンスラインとサポートライン機能
移動平均線はレジスタンスライン(抵抗線)やサポートライン(支持線)としても機能します。
レジスタンスライン
価格が上昇して移動平均線に接触したとき、それが上抜けできずに反転する場合、その移動平均線はレジスタンスラインとして機能しています。
サポートライン
価格が下降して移動平均線に接触したとき、それが下抜けできずに反転する場合、その移動平均線はサポートラインとして機能しています。
これらの機能を利用して、エントリーやエグジットのポイントを見極めることができます。
FXにおける移動平均線の有効性
FXにおいて移動平均線は、どのくらい有効なのかについて解説していきます。
他のテクニカル指標と比較した場合の有効性
移動平均線はシンプルで使いやすいですが、他のテクニカル指標と組み合わせることで、さらに精度の高いトレードが可能になります。
今回の記事では特にトレーダーに愛用されている下記インジケーターとの併用方法について解説していきます。
RSI(Relative Strength Index)とは
RSI(相対力指数)は、買われ過ぎや売られ過ぎを示す指標で、トレンド反転やエントリーポイントの判断に活用されます。
RSIの特徴
RSIは価格の変動速度や変動幅を示し、買われ過ぎや売られ過ぎの状況を示します。
一般的には、RSIが70以上で買われ過ぎ、30以下で売られ過ぎとされます。
移動平均線との組み合わせ方法について
RSIが売られ過ぎのレベル(例えば30以下)にあり、移動平均線のゴールデンクロスが発生した場合、強い買いシグナルとされます。
同様に、RSIが買われ過ぎのレベル(例えば70以上)にあり、移動平均線のデッドクロスが発生した場合、強い売りシグナルとされます。
MACD(Moving Average Convergence Divergence)とは
MACD(移動平均収束拡散法)は、トレンドの強さと方向を示し、エントリーポイントの特定やトレンドの転換を判断するために使用されます。
MACDの特徴
MACDは短期移動平均線と長期移動平均線の差を示し、トレンドの強さや転換点を判断します。
MACDラインとシグナルラインの交差、およびMACDヒストグラムの動きが重要なポイントです。
移動平均線との組み合わせ方法について
MACDラインがシグナルラインを上抜けるゴールデンクロスと、移動平均線のゴールデンクロスが同時に発生した場合、非常に強い買いシグナルとされます。
逆に、MACDラインがシグナルラインを下抜けるデッドクロスと、移動平均線のデッドクロスが同時に発生した場合、非常に強い売りシグナルとされます。
FXで移動平均線を用いてリスク管理をする方法
損切りポイントの設定
移動平均線のクロスが発生した場合でも、すぐにポジションを取らずに損切りポイントを設定し、トレンドが逆行した場合に損失を最小限に抑えます。
ポジションサイズの調整
リスクを管理するために、全体の資金に対するポジションサイズを適切に調整します。
例えば、リスク許容度に応じて、1回のトレードで資金の1-2%をリスクにさらすようにします。
FXにおける移動平均線のカスタマイズ方法
移動平均線をカスタマイズすることで、個々のトレードスタイルや市場の特性に適した分析が可能となり、精度が向上します。
個々のFXトレードスタイルに合わせたカスタマイズ方法
トレードスタイルに応じて、移動平均線の期間や種類を調整することで、トレードの勝率が上がるため、ここでは短期トレードと長期トレードにおける設定方法について解説していきます。
短期トレード
短期トレードは迅速な意思決定が得意な人向けで、数分から数日以内の取引に適し、急激な価格変動を活用します。
期間
5日、10日などの短期間の移動平均線を使用することで、迅速なトレンドの変化に対応できます。
種類
指数移動平均線(EMA)を使用することで価格の最新情報に敏感に反応させることが可能です。
長期トレード
長期トレードは忍耐力と分析力がある人向けで、数ヶ月から数年にわたり、市場の大局的なトレンドを活用し、大きな収益を狙う手法です。
期間
50日、200日などの長期間の移動平均線を使用し、大局的なトレンドを把握することができます。
種類
単純移動平均線(SMA)を使用することで、価格の全体的な動向を滑らかに表示させ相場状況をより俯瞰しやすくしてくれます。
異なる市場条件での調整方法
市場のボラティリティやトレンドの強さに応じて、移動平均線の設定を調整することで、より精度を上げることができます。
高ボラティリティ市場
高ボラティリティ市場でのトレードは、短期間で大きな利益を狙える機会が増え、迅速な意思決定とリスク管理が求められます。
短期間の移動平均線
短期間の移動平均線を使用して迅速なトレンド変動に対応し、エントリーとエグジットのタイミングを精度高く判断できます。
指数移動平均線(EMA)の使用
指数移動平均線を利用することで、高ボラティリティ市場の最新の価格変動に敏感に反応することが可能になります。
低ボラティリティ市場
低ボラティリティ市場でのトレードは、リスクを抑えつつ安定した収益を狙えるため、長期的な資産運用やポートフォリオ管理に適しています。
長期間の移動平均線
低ボラティリティ市場で長期の移動平均線を活用することで、安定したトレンドを確認し、長期的なトレード判断の精度を向上させることができます。
単純移動平均線(SMA)の使用
単純移動平均線を使用することで、価格の全体的なトレンドを滑らかに表示させることで適切なタイミングでエントリーとエグジットをすることが可能となります。
過去のFX実績や成功例
多くのFXトレーダーが移動平均線を利用して成功した例があります。
歴史的な強気相場や弱気相場において、移動平均線のクロスを基にしたトレード戦略が効果的であったことが証明されています。
今回は筆者の実際のトレード経験について紹介していきます。
2024年5月のユーロ/米ドル相場におけるFXトレード成功例
2024年5月10日に50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスが発生し、その後大きな上昇トレンドが続きました。
このシグナルを基に、約150ピップスの利益を得ることができました。
FXにおける移動平均線の設定方法は?
移動平均線の設定方法を理解することで、個々のトレード戦略に合った分析が可能になり、より精度の高い取引判断ができるようになります。
各パラメーターの設定方法
移動平均線を設定する際には、以下のパラメーターを考慮する必要があり、参考までに推奨設定期間と種類についてご紹介していきます。
期間(Period)
移動平均線の期間が短いと、価格の変動に対して敏感になり、期間が長いと、トレンドを滑らかに表示してくれますので、短期(10日)、中期(75日)、長期(200日、240日)を併用すると精度があがります。
種類(Type)
単純移動平均線(SMA)、指数移動平均線(EMA)、汎用化二重指数平滑移動平均(GDEMA)、正則化指数平滑移動平均(REMA)、加重移動平均(WMA)、変動調整移動平均(MoMA)の中からご自身の好みや戦略に併せて選択してください。
FXで使用するトレーディングプラットフォームでの設定手順
以下に、一般的なトレーディングプラットフォームでの移動平均線の設定手順を示します。
MetaTrader 4 (MT4)での設定手順
TradingViewでの設定手順
チャートを開く
TradingViewのウェブサイトにアクセスし、FX取引で使用する通貨ペアのチャートを表示します。
インディケーターを追加
画面上部の「インジケーター」タブをクリックします。そして、「Moving Average」を検索して選択します。
パラメーターの設定
FXにおける移動平均線のバックテスト方法
移動平均線のバックテストは、過去のデータで戦略の有効性を検証し、リスクを低減しながら信頼性の高いトレード判断を行うために重要です。
MetaTrader 4 (MT4)でのバックテスト
MetaTrader 4 (MT4)でのバックテストは、戦略の有効性を過去データで検証し、リアルマネートレード前にリスクを低減し、信頼性を高めるためにとても重要なので解説します。
戦略テスターを開く
MT4のツールバーから「戦略テスター」を選択します。
エキスパートアドバイザーの選択
使用するエキスパートアドバイザー(EA)を選択し、バックテストに使用するインディケーターとして移動平均線を設定します。
テスト期間の設定
テストする期間を選択します。過去の特定の期間(例:1年)を指定します。
テストの実行
バックテストを実行し、結果を確認します。
TradingViewでのバックテスト
もう一つの方法としてはTradingViewでのバックテストがあります。こちらも過去の市場データを用いて戦略のパフォーマンスを検証し、実際の取引前にリスクを低減し、戦略の信頼性と有効性を確認することが可能です。
ストラテジーの追加
チャートに「ストラテジー」インジケーターを追加します。
ストラテジーの設定
ストラテジーのパラメーター(期間、種類)を設定します。
バックテストの実行
チャート上でストラテジーが自動的にバックテストされ、結果が表示されます。
バックテストの結果の解釈する方法について
バックテストの結果を基に、移動平均線の設定が有効かどうかを下記3点から判断します。
成功率
トレードの成功率を確認します。高い成功率が示されている場合、その設定は有効とされます。
利益率
トレードの総利益率を確認します。総利益が大きい場合、その設定は有効とされます。
最大ドローダウン
最大ドローダウン(資金の減少幅)を確認します。低いドロー理解ダウンはリスクが少ないことを示します。
FXにおける移動平均線のバックテスト結果についてご紹介
最後に、Tradingviewにて実施した移動平均線を活用したバックテスト結果についてご紹介していきます。
2023年6月1日~2024年6月9における、USD/JPYのFXトレード設定方法と結果
下記条件で直近1年でのUSD/JPYの値動きに対し、複数の移動平均線を利用した場合のバックテストを実施しました。
相場時期や状況によって移動平均線の効きは刻々と変わりますが、参考にして頂けたらと思います。
バックテスト分析結果
下表の通り、複数の移動平均線を活用しクロスオーバーしたタイミングでエントリー&エグジットすることで、バイ・アンド・ホールドをした場合よりも多くのリターンを得ることが確認出来ました。

すべて | ロング | ショート | |
---|---|---|---|
純利益 | 493,750JPY(49.37%) | 701,900JPY(70.19%) | -208,150JPY(-20.82%) |
総利益 | 955,450JPY(95.54%) | 701,900JPY70.19% | 253,550 JPY25.35% |
総損失 | 461,700 JPY46.17% | 0 JPY0% | 461,700 JPY46.17% |
最大可能利益 | 1,014,650 JPY57.97% | – | – |
最大ドローダウン | 355,350 JPY35.53% | – | – |
勝率 | 57.14% | 100% | 25% |
終了したトレード合計数 | 7 | 3 | 4 |
プロフィットファクター | 2.069 | 該当なし | 0.549 |
バイ・アンド・ホールドでのリターン | 137,527.34JPY(13.75%) | – | – |
2023年6月1日~2024年6月9における、EUR/JPYのFXトレード設定方法と結果
次に、直近1年でのEUR/JPYの値動きに対し、複数の移動平均線を利用した場合のバックテストを実施しました。
相場時期や状況によって移動平均線の効きは刻々と変わりますが、参考にして頂けたらと思います。
バックテスト分析結果
下表の通り、複数の移動平均線を活用しクロスオーバーしたタイミングでエントリー&エグジットすることで、USD/JPYよりもリターンは低いものの、バイ・アンド・ホールドをした場合よりも多くのリターンを得ることが確認出来ました。

すべて | ロング | ショート | |
---|---|---|---|
純利益 | 267,950 JPY26.79% | 351,300 JPY35.13% | −83,350JPY−8.34% |
総利益 | 572,000 JPY57.2% | 360,950 JPY36.09% | 211,050 JPY21.11% |
総損失 | 304,050 JPY30.41% | 9,650 JPY0.97% | 294,400 JPY29.44% |
最大可能利益 | 736,650 JPY44.25% | – | – |
最大ドローダウン | 301,450 JPY20.31% | – | – |
勝率 | 44.44% | 1 | 4 |
終了したトレード合計数 | 9 | 4 | 5 |
プロフィットファクター | 1.881 | 37.404 | 0.717 |
バイ・アンド・ホールドでのリターン | 89,838.67JPY(8.98%) | – | – |
FXの移動平均線に関するよくある質問
FXにおける移動平均線に関して、よくある質問についてまとめましたので、ご参考ください。
{“@context”:”https://schema.org”,”@id”:”#FAQContents”,”@type”:”FAQPage”,”mainEntity”:[{“@type”:”Question”,”name”:”FXにおける移動平均線の設定方法とは?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”
FXにおける移動平均線の設定方法とは、指定期間の平均価格を算出し、異なる期間の移動平均線を活用して市場トレンドを分析する手法です。”}},{“@type”:”Question”,”name”:”移動平均線の活用は順張りと逆張りどっちがおすすめ?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”
移動平均線の活用は順張りがおすすめです。トレンドの方向を確認し、トレンドに沿ったエントリーポイントを見つけるのに適しています。”}},{“@type”:”Question”,”name”:”FXにおけるオススメの移動平均線はなに?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”
FXでおすすめの移動平均線は、短期の10日、中期の75日、長期の200日、240日です。これらはバランス良くトレンドを把握するのに適しています。”}},{“@type”:”Question”,”name”:”移動平均線で良く使われるのはなに?”,”acceptedAnswer”:{“@type”:”Answer”,”text”:”
移動平均線には単純移動平均線(SMA)、指数平滑移動平均線(EMA)、加重移動平均線(WMA)などがあり、計算方法により異なる特徴があります。”}}]}
FXの移動平均線 徹底解説 まとめ
移動平均線はシンプルながらも強力なツールであり、他のテクニカル指標と組み合わせることで、さらに精度の高いFXトレードを実現できます。
FX市場において移動平均線を活用することで、トレンドの見極めやエントリーポイントの判断が容易になり、成功への道を開くことができます。
また、移動平均線の種類を理解し、複数の種類を同時に活用することで、より効果的なFXトレードが可能になります。
例えば、単純移動平均線(SMA)と指数移動平均線(EMA)を組み合わせることで、価格変動の見方がさらに深まり、トレードの勝率を高めることができます。
さらに、移動平均線の見方として、サポートラインとレジスタンスラインの機能を活用することで、エントリーやエグジットのタイミングをより正確に判断できます。
これらの技術を駆使して、FX市場での成功を目指して頂けたらと思います。
Source: FXプレミアムトレード
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