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FXの勝敗を分ける鍵は『不確実性』との付き合い方にある。/週ナビ506
投稿日 2024年10月26日 13:01:11 (学ぶ・塾情報)
- 140円長期足サポートの反発で150円(7月高値下降波の半値戻し)まで急騰。
- 10月安値上昇波VS.150円付近レジスタンス
- 150円付近で上値の重い展開が2週間続いた。
- 重要経済指標:重要な経済指標なし・10/27衆議院選挙と11/5米国大統領選挙を控える
- 10月安値上昇波の押し目買い
- 日足SMA21のサポート
- 東京時間、金曜安値の押し目崩れ、10時足陰転で先週安値へ赤1ショート、4時間足の下値反発をみてクローズで撤退。
- ロンドン時間、3本目の4時間陽線で強気な相場を認識。
- NY時間、強気相場を背景に、150円の持ち合い高値抜けで青1ロング。
- 翌日のロンドン時間、2本目の4時間足ハラミ足確定で半決済。
- 水曜のNY時間、153円到達+4時間足陽線のクローズ、深夜に引き戻す前にアウト。
- 東京時間、前日高値抜け後、15分足の押し目で青1ロング。
- ロンドン時間、15分SMA21をガイドにロングをホールド。
- NY時間、153円到達+4本目の4時間足大陽線クローズで半決済。
- 翌日の東京時間、高値の切り下げでアウト。
- 東京時間、高値切り下げ+2本目の4時間足陰転で赤1ショート。
- ロンドン時間、3本目の4時間足の152円クローズでアウト。
- 東京時間、前日安値の押し目待ち。
- ロンドン時間、4時間足SMA21のサポート+14時ピンバーの高値抜け+4時間足陽転で青1押し目買い、152円の反発で半決済。
- NY時間、152円に上ヒゲ多発で撤退。
- 8月高値のダブルトップ(=キリサゲ2番天井)からの強い売り圧力で下落中。
- 6月安値上昇波の深い押し目候補付近で反発。
- 8月高値のダブルトップVS.8月安値(=押し安値)のサポート
- 先週は8月高値下降波の下落ペース継続で8月安値付近まで下落、その後、反発を確認。
- 重要経済指標:重要な経済指標なし・11/5米国大統領選挙を控える
- 8月高値のダブルトップ(=キリサゲ2番天井)
- 8月高値下降波は伸び切った感がある。
- 先週陰線終値の200日線サポート
- 8月安値(=押し安値)のサポート
- 日足レベルの安値キリアゲ・ラインのサポート
- ロンドン時間、8月安値への下値試しから、16時足陽転で青1ロング。
- NY時間、先週安値の反発で半決済。
- 翌日のロンドン時間、3本目の4時間同時線確定でアウト。
- 東京・ロンドン時間、前日高値に戻り目待ち。
- NY時間、変形ダブルトップ2番天井形成からの黄1戻り売りは見送り。
- 先週足は1.3000の反発で同時線。
- 1.3000サポート帯(+100日線)のレンジ相場を想定。
- 重要経済指標:重要な経済指標なし・11/5米国大統領選挙を控える
- 1.3000サポート帯(+100日線)
- 200日線の下値サポート。
- 140円長期足サポートの反発から、7月高値下降波のFL61.8%へ急騰。
- 140円上昇トレンドVS.7月高値下降波のFL61.8%戻り売りポイント
- 「米10年金利の上昇」と「トランプ再選の観測」が強まるなか、200日線 、152円といった重要なテクニカルポイントを上抜け、ストップロスを誘発して急騰した。
- 重要経済指標:10/27衆議院選挙・米GDP速報値・日銀政策会合+植田総裁会見・米雇用統計・月末リバランス・11/5米国大統領選挙
- 10月最終週のポジション調整
- 米10年金利が前回高値に到達
- 152円+200日線のブレイクは「行き過ぎ」感がある
- 140円上昇トレンドの上昇が継続中
- 先週大陽線の存在感
- 日足+4時間足+1時間足SMA21のパーフェクト・オーダー
- 8月高値のからの「弱気相場」が継続中
- 8月陽線がハラミ足+1
- 8月高値下降波が8月安値で反発
- 8月安値に押し目ブロック形成を想定
- 重要経済指標:米GDP速報値・米雇用統計・月末リバランス・11/5米国大統領選挙
- 日足+4時間足+1時間足SMA21のパーフェクト・オーダー
- 8月高値下降波の下落が継続中
- 10月最終週のポジション調整
- 8月安値の反発
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週刊チャートナビ506回(2024.10.21-2024.10.25)。今週の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)の振り返りと、「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つ情報を、今週の相場からケース・スタディします。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
ドル円
今週の見通し
概要
売り手の注目
150円付近のレジスタンス(≒200日+100日線の抵抗を含む)
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 152.00 |
TR中段 | 先週高値と2週前安値(≒9月高値)=150円高値圏 |
TR下段㊦ | 146.00(=10月安値上昇波の半値押し) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
150円付近のレジスタンス帯が背景①2週前安値へ「押し戻し」をショート。(日足SMA21への乖離200ピプス狙い)②152.00付近の強反発でショート。
4時間足ブルの視点
10月安値上昇波のフォロー①2週前安値のサポートで150円へロング。②150円付近のブレイクで152.00へロング。
今週の攻略ポイント
150円突破で「異変」を察知!
今週のドル円は、「米10年金利の上昇」と「トランプ再選の観測」が強まるなか、200日線 、152円といった重要なテクニカルポイントを上抜け、ストップロスを誘発して急騰した。
金利には長期と短期があって、短期金利は「政策金利」のことで、FRBがコントロールし、経済刺激やインフレ抑制に使われます。
長期金利は米国では主に10年国債や30年国債のことで、インフレ期待や経済成長見通しに強く影響されます。
米国の短期金利がFRBの政策によって変動する一方、長期金利は市場の予測や将来の見通しによって影響されます。
米10年金利の日足チャートをみると、ドル円相場と正の相関関係があることがわかります。
投資家の資金は金利の低い通貨から、高い通貨へと移動するため、長期金利が上昇すれば、円を売ってドルを買う動きになりやすいです。
ここまで米長期金利が上昇すると、日銀が少々利上げしても、影響は限定的かもしれません。
また、このところのドル円は、トランプ大統領となり、米中対立が日本経済に及ぼす影響を懸念しての動きにもなっている模様。
今週の攻略ポイントは、150円を突破した月曜大陽線をみて、市場の異変に気づけること。
週明け見通しでは、150円での上値の重い展開から、下値を試す動きを狙っていましたが、月曜日の大陽線がV字底になり150円を突破。
この急騰の原因が何であれ、150円を突破するだけの異変材料があることがわかります。
相場の値動きには全て原因がありますが、それら全てを内容を事前に把握できなくても、チャートの「異変」に気づければ、柔軟に対応することができます。
毎日の値動き
10/21月曜
150円の高値を更新したが、変形ダブルトップにも見える。
ベアの視点:150円更新の「ダマシ」狙い。①金曜安値の押し目崩れで先週安値へショート。②150円への上値試しから先週安値へ戻り売り。
ブルの視点:2週前安値上昇トレンドをフォロー①先週安値上昇波を150円へ押し目買い。
10/22火曜
150円を前日陽線終値が更新して151円付近(=8月高値+100日線)に到達。
ベアの視点:150円更新の「ダマシ」狙い。①151.00付近の強反発で150円へショート。
ブルの視点:2週前安値上昇トレンドをフォロー①150円ブレイクさせた前日陽線を152.00へフォロー。
東京時間、151円付近のレジスタンス帯(8月高値+100日線+200日線)の4時間コマ足がハラミ足になる想定でノーポジ。
10/23水曜
151円のレジスタンス帯(8月高値+100日線+200日線)が意識され上値の重い展開。
ベアの視点:151円のレジスタンス帯を重視。①10/21安値上昇波の押し戻しによる150円への下値試しをショート。
ブルの視点:150円のブレイクを重視。①10/21安上昇波を152.00へフォロー、押し目買い、または、前日高値抜けでロング。
10/24木曜
151円の持ち合いを上放れ、152円(=2023高値)も更新、7月高値下降波のFL61.8%付近まで上昇。
ベアの視点:①10/21安値上昇波の「押し戻し」による152円への下値試しをショート。
ブルの視点:152円のブレイクを重視。①前日の大陽線を154.00へフォロー。
10/25金曜
10/21安値上昇波の調整下落中。
ベアの視点:①前日安値付近の押し目崩れで151.00へショート。
ブルの視点:①10/21安値上昇波を153.00へ押し目買い。
ユーロドル
今週の見通し
概要
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1000 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 8月安値(=押し安値) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
8月高値下降波が基準①先週高値や1.1000への「引き戻し」から3波戻り売り検討。②8月安値周辺のサポート崩れでショート検討。
4時間足ブルの視点
8月安値のサポートが背景①先週高値や1.1000への「引き戻し」をロング。②8月高値下降波の3波戻り売り失敗でロング検討。
今週の攻略ポイント
8月安値付近にサポート・ブロック形成を意識!
8月安値は過去に強い「反発」を確認できるし、日足レベルの安値キリアゲ・ラインもある。
今週の攻略ポイントは、8月安値のサポート・ブロックを意識すること。
8月高値下降波は伸び切った感があり、200日線付近でもあるので下値は追わず、8月安値の「反発」を待った。
水曜の陰線コマ足で8月安値のサポートを確認できたので、木曜に引き戻しを買いました。
毎日の値動き
10/21月曜
8月高値下降波が8月安値手前で反発。
ベアの視点:①先週高値付近まで戻れば8月高値下降波の戻り売り戻り検討。
ブルの視点:①先週高値への8月高値下降波引き戻しをロング。
NY時間、高値を切り下げたが、黄1ショートは下値追いになるので見送り。
10/22火曜
8月高値下降波が先週安値へ続落。
ベアの視点:①8月安値サポートが近いので下値追いはしない。
ブルの視点:①先週安値2番底の反発から先週高値へ、8月高値下降波引き戻しをロング。
NY時間、先週安値のサポートが崩れたが、下値追いになるのでショートは見送り。
10/23水曜
8月高値下降波が先週安値へ続落。
ベアの視点:①8月安値サポートが近いので下値追いはしない。
ブルの視点:①8月安値付近の下げ止まりから先週高値へ、8月高値下降波の引き戻しをロング。
8月安値へのショートは下値追いになるので見送り。
10/24木曜
8月安値に「反発」のコマ足出現。
ベアの視点:①8月安値付近のサポート崩れでショート検討。
ブルの視点:①8月安値付近サポートから、10/21今週高値へ引き戻しをロング。
10/25金曜
8月安値で「反発」して引き戻し中。
ベアの視点:①10/21高値降波を8月安値へ戻り売り。
ブルの視点:①10/21高値を目安に引き戻しをロング。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
100日+200日線サポート由来の上昇波が、2023年高値を更新させるも、9月高値から弱気相場が続き9月陽線を否定。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
売り手の注目
9月陽線の全否定。
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 8月高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 1.2850(=8月安値上昇波FL76.4%) |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
1.3000サポート帯が背景。①1.3000サポート帯の崩れで、1.2850へショート。②先週高値を試せば戻り売り検討。
4時間足ブルの視点
1.3000サポート帯が背景。①1.3000サポート帯から、先週高値への引き戻しをロング。
今週の攻略ポイント
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
1.3000付近のサポート・ブロック形成を意識!
今週も下降トレンドが継続したが、1.3000+100日線のサポートや、ユーロドルの8月安値サポートもあって、迂闊に売れない状況だった。
今週の攻略ポイントは、1.3000のサポート・ブロックを意識すること。
火曜の同時線の高安を意識、水曜陰線が安値を割りましたが、下値は追わずノートレード。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
10/23水曜
25時足が火曜同時線の安値を黄1でブレイクしたが深夜でノーポジ。
今週の深堀り
リスクと真の不確実性の違い
上図は、2014年の記事『トレードにスリルを感じなくなる唯一の方法』から抜粋しました。
トレードは、赤枠の範囲内において、「不確実」さを切り捨て、計算できる「リスク」からリターンを得るゲームです。
トランプ再選の観測は、ドル円相場を強気にさせてますが、リスクの計算ができないので「トランプが再選するからドル円を買いだ!」とはなりません。
フランク・ナイトは、1921年に発表した著作『リスク、不確実性、そして利益』の中で、「リスク」と「真の不確実性」を区別しました。この考えは、FXトレードにも応用できます。
「リスク」は、結果が予想できるけど、結果がどうなるかわからない状況です。
例えば、明日、テストがあるとします。ちゃんと勉強してるなら、どれくらい点を取れるか、良ければ80点くらいとか、ちょっとミスをして70点になるかもしれないとか想像できますよね?
つまり、だいたいの点数の範囲は予想できます。
これが「リスク」です。ちゃんと勉強して準備していれば、50点以下にはならないだろう、という感じです。
「真の不確実性」は、全く予想できない出来事が突然起きる状況です。
明日、テストがあることはわかっていて、勉強もしたけれど、テストが始まったら急におなかが痛くなったとします。
これが「真の不確実性」です。せっかく勉強したことが、全く意味を持たなくなってしまうような出来事です。
FXなら、サポートやレジスタンスラインでのトレードは「リスク」を計算できる状況です。
トレーダーはこの水準付近での値動き(反発やブレイク)を予測できるし、ある程度の確率を計算することができるので、その範囲内でリスクを管理できます。
しかし、サポートやレジスタンスラインに「真の不確実性」が関与することもあります。
たとえば、重要な経済指標の発表が予想と大きく乖離していたり、予期しない地政学的なリスクなどがこれに該当します。
真の不確実性への対応策
ドル円は週明けの予想に覆し、150円、200日線 、152円といった重要なテクニカルポイントを上抜けストップロスを誘発して急騰しました。
この円安の背景には、「米10年金利の上昇」や「トランプ大統領再選の観測」があるようですが、今週のトレード戦略には組み込んでませんでした。
トレードは「リスク」を計算できる状況でリターンを得るゲームですが、天災のような「真の不確実性」にも、柔軟に対応せざるをえません。
そのためには、チャートを見るうえでの「軸」を決めることです。
ボクが、チャートでの「テクニカル分析」を軸足にトレードすると決めているのは、そうすることで、それ以外の要素で起きる「異変」に気づくことができるからです。
まとめ
相場の不確実性と上手に付き合う3つのポイント。
1.リスク管理の徹底
相場の不確実性と上手に付き合いのに、最も重要なのはリスク管理です。
リスクが計算できリターンが望める場面においても、損失を限定するために、適切なロットサイズ、ストップロスの設定を行い、トレードごとのリスクを最小限に抑えることが不可欠です。
また、ポジションを持つ際は、常に最悪のシナリオを想定し、リスク許容範囲内でトレードを行うことが大切です。
2.リスクがわかるところだけやる
わかる局面は、リスクが計算できる状況、わからない局面は、リスクが計算できない状況です。
リスクが計算できないのに「わかったつもり」になってはいけません。
FXトレードでは、リスクが計算できる状況、つまりテストで最低でも50点以上を取れる可能性が高い局面でのみ、トレードするのが賢明です。
「真の不確実性」が関与して、全く予想できない出来事が起こる可能性が高い時には、ポジションを持たないことがベストな選択肢です。
トレードは「リスク」と「真の不確実性」を区別し、計算できるリスクだけに挑むことが、勝つ秘訣となります。
相場における「リスク」と「真の不確実性」の境界は曖昧で、グラデーションになっているし、新米とベテランでは、「リスク」を認知できる範囲も違います。
ただし、勉強や経験を積み重ねれば、「リスク」を計算できる範囲を広げることが可能です。
3.情報過多を避け長期的な視野を持つ
情報過多は混乱を招きます。日々のニュースやSNSなどで多くの情報が流れてきますが、これらに振り回されないように注意が必要です。
あくまで、信頼できる基準軸に基づいて判断を行うことで、迷いを減らすことができます。
また、長期的な視野を持つことで冷静さを保つことができます。
短期的な動きに惑わされず、長期的なトレンドや、大きなマーケットの流れを見極めることで、より安定した判断が可能になります。
参考になれば幸いです!
来週の相場観
ドル円
概要
10月27日(日)の衆議院選挙について。
自公で過半数割れもありうると予想されており、波乱となりそう。
1.自公で過半数
マーケットへのインパクトはあまりなさそう。ある程度敗北を織り込んでいたので、サプライズで株価上昇。
2.自公で過半数割れ
無所属や裏金議員を公認することで過半数実現を目指す。石破首相は責任を取って辞任。新首相は、議員間だけで投票(内閣官房長官の林芳正氏?)
アベノミクスから乖離する可能性が高く、円高方向に少し圧力がかかるが、結局は米大統領選挙の結果次第。
3.自公大敗
連立のパートナーが国民民主なら、経済政策から株高円安になりそう。
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 155.00 |
中段 | 先週高値と151.00(≒先週陽線の半値押し) |
下段㊦ | 先週安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
152円のブレイクを「行き過ぎ」とみて調整下落を狙う①先週高値への試しから151円へショート②151円付近の押し目崩れで150円へショート
4時間足ブルの視点
先週大陽線のフォロー①金曜安値の押し目買いを2番天井へフォロー②151円付近での押し目買い検討
ユーロドル
概要
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 1.1000 |
中段 | 先週高安(=押し目ブロック) |
下段㊦ | 6月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
8月高値下降波のフォロー①先週高値付近から戻り売り。②8月安値周辺のサポート崩れで6月安値へショート
4時間足ブルの視点
8月高値下降波の引き戻し狙い①先週安値への試しから先週高値へロング②先週高値付近の戻り目崩れで1.1000へロング
photo credit: zet…
デイトレード
FX 5分足スキャルピング ──プライスアクションの基本と原則
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