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トランプ大統領再選でドル円はどう動く?/週ナビ508
投稿日 2024年11月9日 12:50:04 (学ぶ・塾情報)
- 先週は上値の重い展開から、月末のリバランスで下落、その後、152円でサポートされて、153円まで押し上げた。
- 先週高安にMmトップをつくる可能性もある。
- 重要経済指標:11/5米国大統領選挙・FOMC
- 10月陽線が152円(=2023年高値)で反発
- 先週足は同時線
- 140円上昇波の押し目買いが意識される
- 日足SMA21のサポート
- 開票速報を見ながらのトレード
- 東京時間、開票が始まって早々にトランプ氏がリードして急騰。10/25安値の反発から、152.00+1時間SMA21抜けで青1ロング(ロスカットは15分足の安値)、1本目の4時間足高値抜けで青2ロング、10月高値の強い反発をみてアウト。
- 7つの激戦州の開票結果待ち。特に天王山といわれる「ペンシルベニア」をハリス氏が取った場合の急落に備えたが、結果はトランプ氏の圧勝に終わった。
- 米大統領選はトランプ氏の圧勝、世論調査では接戦といわれたが、蓋を開けてみれば、7つの激戦州をトランプ氏が完全制覇するかもしれない。
- トランプ氏勝利の目標値155円にほぼ到達。トランプ再選を織り込んだ「トランプ・トレード」は一旦終了か。
- 東京時間、1番の4時間コマ足陰線で上値試しを確認、14時足陰転で前日大陽線の利確売りを狙って赤1ショート。
- NY時間、下降ミニ・フラッグ完成で赤2戻り売り、前日陽線の半値押し153.00でアウト。
- 東京時間、前日安値で押し目を16時足がブレイク。
- ロンドン時間、17時足の陰転で赤1ショート。
- NY時間、安値切り上げで撤退。
- 8月高値のからの「弱気相場」が8月安値で反発。
- 8月陽線がハラミ足+2
- 先週のユーロドルは、8月安値で反発、日足SMA21へ引き戻され、その後、戻り売られている。
- 先週高安にWwボトムを形成可能性もある。
- 重要経済指標:11/5米国大統領選挙・FOMC
- 日足SMA21のレジスタンス
- 8月高値下降波の戻り売りが意識される
- 8月安値のサポート
- 8月高値下降トレンドのラス戻り高値(=2週前高値)をブレイク
- 開票速報を見ながらのトレード
- 東京時間、大統領選の開票が始まって早々にトランプ氏優勢となり急落。1.0900+1時間SMA21の反発、15分足の切り返しで赤1ショート、1番の4時間足安値抜けで赤2ショート、10月安値+1.0750下の強い反発をみてアウト。
- 7つの激戦州の開票結果待ち。特に天王山といわれる「ペンシルベニア」をハリス氏が取った場合の急騰に備えたが、結果はトランプ氏の圧勝に終わった。
- 米大統領選はトランプ氏の圧勝、世論調査では接戦といわれたが、蓋を開けてみれば、7つの激戦州をトランプ氏が完全制覇するかもしれない。
- トランプ氏勝利の目標値6月安値にほぼ到達、材料出尽くして調整中。
- 東京時間、1番の4時間コマ足確定で逆三尊狙い。11時の陽線で下値の反発を確認後、1時間SMA21のサポートを背に、12時足の陽転で青1ロング。
- NY時間、前日陰線の半値戻し付近の反発でアウト。
- 東京・ロンドン時間、前日高値に戻り目形成待ち。
- NY時間、4番の4時間陰線がダブルトップのネックラインをブレイク、5番の4時間足陰転で水曜大陰線の赤1戻り売り、1.0700でアウト。
- 10月安値+200日線で8月安値上昇波の深い押し目を形成する疑いがある。
- 重要経済指標:11/5米国大統領選挙・FOMC
- 9月高値下降トレンドが継続中
- 日足SMA21のレジスタンス
- 先週陰線終値が1.3000をブレイク
- 10月安値(=8月安値上昇波の深い押し目)の強い反発
- 200日線のサポート
- 開票速報を見ながらのトレード
- 東京時間、大統領選の開票が始まって早々にトランプ氏優勢となり急落。先週高値の反発、15分足の切り返しで赤1ショート(=ユーロドル)、1番の4時間足安値抜けで赤2ショート、11/1押し安値の強い反発をみてアウト。
- 7つの激戦州の開票結果待ち。特に天王山といわれる「ペンシルベニア」をハリス氏が取った場合の急騰に備えたが、結果はトランプ氏の圧勝に終わった。
- トランプ氏の勝利で「トランプ・トレード」は終了、前日大陰線の利益確定による引き戻し狙い。
- 東京時間、1番の4時間陽線で1時間SMA21のサポートを確認、11時の陽線で青1ロング、前日陰線の半値戻しの反発で半決済。
- ロンドン時間、押し戻しがあったが、1時間SMA21で再びサポートされた。
- NY時間、1.3000到達でアウト。
- 140円からの”強気相場”は、大統領選が終わって一旦終了。
- 11/6開票日の急騰が155円を試したが、手前で反転して利益確定の売りで急落。
- トランプ政権が始まるのは、来年の1月後半なので、それまで調整が続くかもしれない。
- 11/6開票日の大陽線VS155円レジスタンス
- 11/6開票日の急騰で10月高値をブレイクしたが”オーバー・シュート”する可能性がある。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高
- 米大統領選終了で、先週高安に天井形成の疑い。
- 10月陽線終値の152円クローズ
- 米大統領選終了で、先週高安に天井形成の疑い。
- 日足SMA21のサポート
- 8月高値のからの”弱気相場”は、大統領選が終わって一旦終了。
- 11/6開票日の急落が6月安値を試したが、1.0700で反発してクローズ。
- 11/6開票日の大陰線VS6月安値サポート
- 11/6開票日の急落で10月安値をブレイクしたが”アンダー・シュート”する可能性もある。
- 重要経済指標:米CPI・米小売売上高
- 先週陰線終値が10月安値をブレイク
- 日足+4時間足+1時間足が売りのPO成立
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週刊チャートナビ508回(2024.11.04-2024.11.08)。今週の相場(ドル円・ユーロドル・ポンドドル)の振り返りと、「今週の深堀り」では、今後のトレードに役立つ情報を、今週の相場からケース・スタディします。
※画像をクリックすると新しいタブで開きます。
ドル円
今週の見通し
概要
140円の長期サポートから強気相場が継続するも、10月陽線は152円(=2023年高値)で反発して上髭を出した。
大統領選挙の予想
ドル円は、大統領選挙の結果を受け、短期的に155円から149円のレンジで動く可能性があると見ています。
トランプが再選すれば、ドル高・円安になり、155円を試す見立てです。ただ、トランプ再選はすでに市場に折込済みなのと、円安が進めば、日銀による円買い介入への警戒も高まるため、ドル高・円安の余地はそこまで大きくないとみています。
ハリス氏が勝利した場合は、149円程度まで、ドル安・円高となって円が買われる見立てです。
また、早ければ、日本時間6日午後1時ごろ、メディアが「当確」を出しますが、接戦が予想されるので、早くても数日かかるでしょう。もし、勝敗が決するのに時間がかかれば、先行き不透明感から、リスク回避目的で円が買われやすくなるでしょう。
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 155.00 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 2週前安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
10月陽線の152円反発が背景①10月高値(=先週高値)の2番天井から151.00へショート②10月高値Mトップの完成からの3波戻り売り③大統領選で155円を試せば逆張り検討。
4時間足ブルの視点
140円上昇波のフォロー①151.00付近でサポートされれば押し目買い②10月高値(=先週高値)2番天井の崩れで155.00へロング。③大統領選で2週前安値を試せばロング検討。
今週の攻略ポイント
トランプ氏勝利は「トランプ・トレード」に折込済
開票が始まると、早々にトランプ氏がリードして、ドルが買われ始め、お昼過ぎには、7つの激戦州で最注目の「ペンシルベニア」を落とし、その後、勝利宣言となりました。
マスコミ各社の報道では「接戦」が予想され、決着に数日かかるだろうとも言われてましたが、結果はトランプ氏の圧勝でした。
しかしながら、10月の頭からトランプ氏の勝利を織り込んだ「トランプ・トレード」でドルが買われ続けていたので、上限を155円とみていました。
予想通り、155円の手前でドル買いの勢いが止まり、木曜日は前日大陽線の利益確定売りで陰線になりました。
毎日の値動き
11/04月曜
米大統領選の開票日待ち
11/05火曜 米大統領選・ISM非製造業景況指数
米大統領選の開票日待ち
11/06水曜 米大統領選の開票日
11/07木曜 FOMC
ベアの視点:①前日の大陽線の押し戻しをショート。
ブルの視点:①前日の大陽線を押し目買い。
11/08金曜
水曜大陽線の利食いで61.8%まで押し戻された。
ベアの視点:①水曜大陽線の押し目崩れで、水曜安値へ全戻し狙いのショート。
ブルの視点:①水曜大陽線を押し目買い
ユーロドル
今週の見通し
概要
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 1.1000 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 6月安値 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
8月高値下降波が背景①先週高値の戻り売りをフォロー②10月安値(=先週安値)の2番底崩れで6月安値へショート
4時間足ブルの視点
8月安値サポートが背景①10月安値(=先週安値)の2番底から先週高値へロング②先週高値の戻り目崩れで1.1000へロング。
今週の攻略ポイント
トランプ氏勝利は「トランプ・トレード」に折込済
10月の頭からの「トランプ・トレード」には、トランプ氏の勝利が織り込まれて、ドル買いが続いていたため、下限を6月安値とみていました。
予想通り、6月安値の手前でドル買いの勢いが止まり、木曜日は前日大陰線の利益確定の買い戻しで陽線になりました。
毎日の値動き
11/04月曜
米大統領選の開票日待ち
11/05火曜 米大統領選・ISM非製造業景況指数
米大統領選の開票日待ち
11/06水曜 米大統領選の開票日
11/07木曜 FOMC
ベアの視点:①前日の大陰線を戻り売り。
ブルの視点:①前日大陰線の引き戻しをロング。
11/08金曜
水曜大陰線の利食いで半値戻し
ベアの視点:①水曜大陰線を戻り売り
ブルの視点:①水曜大陰線の戻り目崩れで、水曜高値へ全戻し狙いのロング。
ポンドドル
今週の見通し
概要
GBPUSD 日足に月足ロウソク
100日+200日線サポート由来の上昇波が、2023年高値を更新するも、9月高値からの弱気相場が続き、200日線付近まで下落。
GBPUSD 4時間足に月足+週足ロウソク
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
TR上段㊤ | 2023高値 |
TR中段 | 先週高安 |
TR下段㊦ | 1.2800+200日線 |
今週のシナリオ
4時間足ベアの視点
9月高値下降トレンドを200日線へフォロー①1.3000または先週高値へ引き付けて、先週安値へショート。
4時間足ブルの視点
8月安値上昇波の10月安値の深い押し目形成が背景①10月安値(=先週安値)の2番底、または、逆三尊形成でロング検討(※1.2800を試しての上昇スパイクもありえる)
今週の攻略ポイント
GBPUSD 1時間足に月足+週足+日足ロウソク
トランプ氏勝利は「トランプ・トレード」に折込済
10月の頭からの「トランプ・トレード」には、トランプ氏の勝利が織り込まれて、ドル買いが続いていたため、下限を1.2800とみていました。
予想通り、1.2800の手前の10月安値(=先週安値)でドル買いの勢いが止まり、木曜日は前日大陰線の利益確定の買い戻しで陽線になりました。
現在は10月安値+200日線に8月安値上昇波の深い押し目を形成中。
毎日の値動き
GBPUSD 15分足に週足+日足+4時間足ロウソク
11/06水曜 米大統領選の開票日
11/07木曜 FOMC
今週の深堀り
メディアの選挙予測とトランプ・トレード
今回の深堀りでは、今回の大統領選挙の振り返りと、今後のドル円相場について解説します。
2024年11月の大統領選挙トランプVSハリスはトランプ氏の圧勝に終わりました。
日本のマスコミの選挙予測は「大接戦」を報じていましたが、蓋を開けてみたら、トランプ氏が7つの激戦州の全てに勝利する圧倒的な強さを見せました。(※アリゾナは開票中)
日本のメディアが提携している米国メディアの3大テレビ局(ABC、CBS、NBC)やCNNは、民主党寄りのリベラル・メディアなので、日本も似たような報道をしたのでしょう。
今回のトランプ氏の勝因は、民主党政権下で米国民が抱える「物価高による生活苦」や「不法移民による治安」の悪化です。
日本のインテリ・コメンテーターは、米国をリベラルで先進的な国だと思い込んでいるのかハリス推しでしたが、それは東海岸や東海岸の都市部のイメージであって、大半の米国民の感情とは違います。
その都市部でさえ、この4年間で犯罪が激増し、税金も高く物価も高騰してるため、NYやLAから引っ越す人たちが増えているようです。
賭けサイトの「ポリマーケット」では、10月の頭から「トランプ氏優勢」を示唆していました。
両者が再接近した11/3の時点でも、11.6ポイント(トランプ55.9%/ハリス44.3%)の差が開いています。
ボクは10月のドル急騰をみて、マスコミの報道と、トランプ氏勝利を織り込む「トランプ・トレード」と呼ばれる市場の値動きに大きな乖離があると感じていました。
開票日のポイント
開票日のトレード攻略ポイントは、トランプ氏の勝利が、10月初旬から市場に織り込まれていたことです。
そうなると、トランプ氏が勝利しても、ドルが大きく買われないので、上値の目標値を155円としました。
その反対に、もし、ハリス氏のサプライズ勝利が見込めれば、一気にドルが売られて、148円くらいまで暴落する可能性がありました。
注目したのは、7つのスイング・ステート(激戦州)でどっちが勝つのかです。
もし、天王山といわれる「ペンシルベニア」でハリス氏が勝利すれば、流れが一気に変わって、ドル円が急落する可能性がありました。
そのため、154.00付近の強反発を受けたあと、買いポジションをクローズして待つことにしました。
結果、トランプ氏がペンシルベニアを取り、しばらくして勝利宣言となりました。
相場格言に『噂で買って事実で売る』という言葉がありますが、開票日の翌日は、トランプトレードの利益確定売りで陰線になりました。
米大統領選挙翌年のアノマリー
次に来年のドル円ですが、米大統領選挙の翌年は「ドル高・円安」となるアノマリーがあります。
確かに、過去11回中8回が円安になっていますが、ボクはこれについては懐疑的な見方です。
なぜなら、そもそも、母数が11回では数が少なすぎて、統計的にも、経験則的にも、関連があるとは言えないからです。
2016年11月のトランプVSクリントンは、トランプ氏が勝利し「まさかのトランプ大統領誕生(まさトラ)」が起こりました。
この年は6月に「Brexit(英国のEU離脱)ショック」が起こり、一時的に100円を割る大相場となり、その後、100円で底値を固めましたが、「まさトラ」が現実になると、レンジを大きく上抜け、年内に120円を目指す大急騰となりました。翌年の円高は、この大急騰の調整に見えます。
2020年11月のトランプVSバイデンの大統領選挙では、現職のトランプ大統領が中々敗北を認めず混乱が続き、選挙後もドル円の新たな方向性は出ませんでした。
2016年11月の大統領選挙の安値とコロナショックの安値が支えになり、翌年はドル高・円安になりました。ちなみに、この米大統領選挙終了から150円を超える歴史的円安が始まっています。
やはり、テクニカル・ポイント(=サポートやレジスタンス)と、米国の経済状況や地政学リスクといったファンダメンタルズを絡めてチャート分析するのが合理的です。
トランプ氏再選後のドル円シナリオ
アメリカの経済成長を優先 | 法人税・所得税を減税。 |
貿易赤字の削減・国内製造業の回復(米国内の労働者を守る) | 輸入品の関税引き上げ(各国10%~20%・中国60%)※インフレ加速の懸念 |
エネルギー政策(エネルギー価格を半分に) | 化石燃料の生産拡大・EV推進には慎重 |
ウクライナ・中東情勢 | イスラエル支持・ウクライナ支援は消極的 |
トランプ氏が大統領に就任すると、米国経済の成長期待が強まり、株価やドルが上昇し、ドル高・円安の方向に動き、ドル円相場が上昇するシナリオが考えられます。
FRB(米連邦準備制度理事会)は、歴史的な高インフレの沈静化を受け、9月に利下げを段階的に進める局面に入りましたが、トランプ氏が経済成長を重視した政策を取ることで、インフレが再燃すれば、利下げどころか、利上げが必要となる可能性があります。
また、トランプ氏が中国やイランに対して強硬な外交政策を取って、地政学リスクが高まれば、一時的な「リスク回避の円買い」を呼ぶ場面も想定されます。
ただし、経済成長への期待が優勢なら、最終的にドル高・円安に戻る展開となるでしょう。
最終的に、経済成長期待が「ドル高・円安」のトレンドを支えるシナリオが有力ですが、地政学リスクにも備えておきたいです。
来週の相場観
ドル円
概要
売り手の注目
買い手の注目
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | 152.00と先週安値 |
下段㊦ | 150.00 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
155円のレジスタンスが背景①152.00から先週安値のサポート崩れで150.00へショート②10月高値を試せば”三尊天井”狙いのショート。
4時間足ブルの視点
先週安値上昇波をフォロー①152.00から先週安値のサポートで、10月高値へ押し目買い。
ユーロドル
概要
売り手の注目
買い手の注目
米大統領選終了で、6月安値に底値形成の疑い。
トレーディング・レンジ
上段㊤ | 先週高値 |
中段 | 11/7高値と先週安値 |
下段㊦ | 4月安値 |
来週のシナリオ
4時間足ベアの視点
先週高値の戻り売りを継続フォロー①先週安値のサポート崩れで4月安値へショート
4時間足ブルの視点
6月安値のサポートが背景①先週安値の底値固めから11/7高値へロング②4月安値まで下落すればロング検討
デイトレード
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