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FXで勝ちたければ、NYダウを見ろ!
投稿日 2020年1月13日 09:06:00 (自動売買)

FXなのに、NYダウをチェック?
FXと言えばテクニカル分析が一般的で、オシレーター系やトレンド系を駆使し、チャート上にサポートラインやレジスタンスラインを引っ張てみたりすることが多いと思います。
そして、分析通り動くことがあればそうでないこともあり、マスターするのは一朝一夕にはいかないことです。テクニカル分析などは無数にあるので、ある時役立っても別の時は全くあてにならない、といった場面もよくあることです。
そんな中、下手にテクニカル分析を行うよりも、もっと相場の方向性を見極める方法があります。
それは、「米国市場の動き」で、特に米国を代表する30種類の銘柄から構成されたNYダウの動きを見ることです。ハイテク銘柄のナスダックや、代表的な500銘柄の株価指数であるS&Pも、余裕があれば見た方が良いです。
「FXをやるのに、アメリカの株なんか関係あるの?」と思われるかもしれませんが、大ありです。
例えば、テクニカル分析でいくら強いトレンドが出ていたとしても、NYダウが反対方向に大きく動けば簡単に崩れます。
下記は、NYダウとドル円の日足1年分を並べたチャートですが、形やトレンドは類似、天井と底のタイミングは同じです。
上記2つのチャートを重ねたものが下で、各波の天井や底も、タイミングが大体同じであることが分かります。
つまり、ドル円チャートの分析自体意味がないというか、NYダウも見ないとダメじゃん、ということになります。
インチキなFX情報商材に注意
「じゃあ、FXのテクニカル分析なんか、意味ないじゃん。」
はい、そうです。
資金量の多い米国市場がマーケットの大まかな流れを決めているので、「NYダウのテクニカル分析」をした方がFXに役立つんです。
もちろん、米雇用統計やGDP、小売売上高では独自の動きをすることもあるのですが、ドル円のチャートに線を引くだけではなぜか勝てない理由が分かってもらえたと思います。
アメリカでどんな材料が出たのか、あるいは何が起こったのか、それでどのようにNYダウが反応したのかまで確認すべきです。
「いや、ドル円チャートだけで勝ってるよ」という人は、今すぐこのページを閉じてもらっても構いません。
ただ、私の知る限り、「チャートに線を引くだけで勝てる!」という類のFX情報商材で5年以上勝ち続けている人は、見たことがないです。
インフォトップで殿堂入りしているFX情報商材もありますが、あれはアフィリエイター報酬が売り上げの85%と非常に高額なので、報酬目当てで宣伝する人が多いだけです。
世界は、NYダウを中心に動く
話は戻りまして、FXでどうもうまく勝てないという場合は、東京時間は前日のNYダウ、ロンドン時間以降はNYダウの動きを確認してみてください。
NYダウが上昇していれば円安、下落していれば円高となる傾向があります。
ただ、的中率はNYダウが±1%と大きく動いた時が高く、そうでない場合は通常のFXによるテクニカル分析で問題ないので、「NYダウの様子を伺いつつ、ドル円チャートを分析する」という感じくらいで使うと良いでしょう。
なお、NYダウとドル円の相関係数は0.4~0.6、ドル円とクロス円の相関係数は0.4~0.8なので、クロス円のトレードでもNYダウのチェックは重要です。⇒ 相関係数についてはこちら
日経平均株価も見てみよう
さらに言えば、「円安株高」と「円高株安」はセットになっているので、日本株の代表指数である日経平均株価の動きもかなり参考になります。
前日のNYダウが下がっても、当日の日経平均株価が反発すれば為替は円安に振れるからです。
「円安株高」と「円高株安」のセットは、たまにずれることがあるものの、中・長期的に見ればその通り動くので、鞘取り的な使い方をしてみても面白いでしょう。
NYダウとドル円以上に、日経平均株価は連動しています。
むしろ、「ほぼ属国のようになっている(下落時は真っ先に売りたたかれる)」ので、いくら好材料が出てもNYダウが暴落すればひとたまりもありません。
前日夜のNYダウの動きで、翌日の日経平均株価の動きがほぼ決まってしまっているので、日経平均株価のチャートは窓が空いて飛び飛びになっている有様。
FXになれてきたら、為替だけでなくその他の市場も一緒に観察すると勝率はより高まっていくので、ぜひ試してみてください。
NYダウと日経平均のチャート表示方法
NYダウと日経平均株価は当ブログ上部にリアルタイム表示されているほか、IG証券やFXProのMT4でチャート上に表示することができます。
IG証券のNYダウチャート
FXProのMT4チャート
Source: 【FXブログ】よく当たるFX為替レート予想
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