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迷晴れボックス第113回、視聴者さんのトレードをテクニカルとメンタルの両面から深~く考察する代理学習シリーズ。今回はブレイクスルーのヒントになりそうな年末年末・年始に頂いた3通のサンクスメールをご紹介します。
『今年一年とても大きな気付きを頂きました』
カトウ さん
初めまして。愛知県に住んでおりますカトウと申します。突然のメッセージ失礼致します。私のトレード歴はなんだかんだで約4年ほどになります。ただ、お恥ずかしいかな、最初の1年半位は知識を得れば勝てる様になると思っていた人間なので、実際のリアルトレード歴はもう少し短くなるでしょうか…今日に至るまで色んなインジケータを試したり、サインツールを使ってみたりしましたが、なかなか思う様に結果が伸びず、どうしたらよいものかと日々考えていました。
そして、今年に入り迷晴れ様のMTFに関する動画を拝聴させて頂き、相場を3次元的に考える事の重要性を知ると同時にダウ理論の重要性にも気付きました。そこから自分なりにフィボナッチを使ってマイルールを作っていったのですが結果は思ったほど伸びずでした。
何がいけないんだろうと日々考えている中で、これまた迷晴れ様の動画でネックラインの重要性に気付き、それを軸としてMTFを使い相場の流れを把握する様になって、自分がエントリーすべきポイントが見えてくるようになりました。
今になって思うとフィボナッチを過信し過ぎていた様に思います。もちろんフィボナッチは有効なツールですがロウソク足の流れがあるからこそフィボナッチが使えるわけで、一番鮮度の高い情報はやはりロウソク足なんだと気付かされました。
その思考を基にネックライン/水平線を引き、どこを超えたらレートが走るのか、今のレートの現在地はどこなのか、買い手/売り手がどこでエントリーやイグジットしてくるのか、などを踏まえて相場をみると、もちろん全て流れを把握する事は無理ですが反発するであろうポイントは絞れてくるなと感じます。
今の課題はエントリー・トリガーをどうみるかです。迷晴れ様がよく仰っておられる下位足での斜めラインブレイクやネックライン超えなど、リアルチャートをドンドン見て経験値を溜めていきます。2021年は自分の型を検証やリアルトレードを通じて磨き、数字として結果を出す事が目標です。
今年もあと一日となってしまいましたが、今年は迷晴れ様の動画から大きな気付きを頂きました。本当にありがとうございます。一つの節目としてお世話になった迷晴れ様にキチンとお礼もお伝えさせて頂きたく、TwitterではDMを受け付けておられない様でしたので、本来のこのフォームの目的とはずれているかもしれませんが、僭越ながらメッセージさせて頂きました。お返事は大丈夫です。長文失礼致しました。どうぞよいお年をお迎えください。いつもありがとうございます!!
迷晴れコメント
動画相場観強化ネックラインで稼ぐ思考法で詳しく解説しましたが、ネックラインはダウ理論の目線変更レートであるラス押し安値・戻り高値より早い目線切り替えレートなので、おそらく、カトウさんはその「間合い」や、上位足レジサポを考慮した上で、ネックライン基準で値が走るポイントを見極めているのでしょう。
高値Dから波の転換第三波ショートはおすすめですが、上位足レジスタンスが働いている前提で有効化です。波の押し戻しを測るフィボナッチ・リトレースメントや、波の反転を示唆するWボトムやMトップも同じ理屈で、日足クラスは別として、それ単体ではそこまで強い根拠となりません。
デイトレやスキャルをするなら、やはりチャートを三次元的に捉えた「現在値の解釈」が必須スキルになります。つまり、相場全体を見渡せる目があって、始めて目の前の「カタチ」をトレードの根拠にできるのです。
相場世界を見渡せる「国際感覚」さえあれば、移動平均線、ライン、ロウソクの足型等々、検証されたあらゆる「カタチ」がトレードの根拠になりえます、それさえ決めてしまえばいい話なんです。
それこそ、星の数ほどの手法やアイデアがありますが、その本質は、そのカタチではなく、そのカタチをつくる「背景」にフォーカスすべきと考えてます。
なぜなら、相場では、そのもっともらしいカタチが「ダマシ」になって、思惑とは逆方向へ動くことが日常茶飯事だからです。
カトウさんは、チャートを観察・分析する基準をネックラインひとつに絞ったことで、相場世界の国際感覚を手に入れました。
『軸を持てました』
マクさん
迷晴れさん、こんにちは。昨年の迷晴れアワードで、ちょこっと読んで頂いたマクと言います。このたび、無事に利益を残してトレードを終えられたので、サンクスメールを送らせていただきます。3年ほど前からトレードと向き合ってきましたが、今週初めて、一貫性を持ってトレードできました。
私の手法は4時間足しか見ない指値トレードです。意識されているラインにダマシが発生したら、そのラインに指値を置くだけです。損切はダマシ部分の真ん中くらいの位置に逆指値、利確はリスクリワードレシオが3程度になるように指値を置きます。
GBPUSD 勝ちトレード
① 意識されている1.330と1.340付近に水平線を引いて待つ。 (私はより多くのヒゲの先端に合わせて引くので、キリ番から少しズレています。)
② 1.330にダマシを作ったが、1.330をネックラインとした天井圏で、下抜けていく可能性があったので、指値は置かず、結果として②’のロングエントリーポイントは静観。
③ 12月10日(木)早朝、1.340でダマシを作っていたので、1.340ライン付近に指値を置く。
④ エントリー
⑤ 利確、エグジット。
②’のエントリーポイントは少しもったいないなと思ったが、ここから下抜ける負けパターンが何十回もあったことを思い出すと、入らなくて正解だと自信を持って言える。実際にトレードした部分については、もっと利を伸ばせたと思うので研究課題としておく。
昔からしてきた、「この辺かな?」という適当エントリーと、チキン利食いの迷いが一切ないトレードだった。ホールド時間が10分程度とごく短かったものの、これまでのフニャフニャトレードとは一線を画す「理」のあるトレードができた。
AUDUSD 負けトレード
①ラインを引いて待つ
②ダマシになったのでラインに指値を置く
③指値でエントリー
④ロスカット。(結果として、ダマシと判断した部分はブレイク一波だった)
こういう負けパターンは、先ほどGBPUSDで避けたものの次に多い。トレンドが継続するパターン。加えて今回はMAのサポートも効いていそう。今度MAサポートでトレンド継続するかを過去チャートで検証してみる。そして11月からの上昇が、このサイズの天井で反転するかは微妙なところ。
ただ、今回の負けで後悔はしていない。きちんと高いと感じる所から売っている。この手法を何十回もしていけば、負けつつも、資産が増えていくと自信を持って言える。この負けは、今の段階では避けられないので入って後悔はない。ブレずにエントリーできたこと、損切できたことが貴重な経験だった。
私は現在30歳のサラリーマンです。27歳ごろ、持病のナルコレプシー(居眠り病)と職場での適応障害で鬱になり、仕事をやめるためにトレードで生計を立てようと思い立ちました。(今はまだ勤務しています)
自分で言うのもなんですが、私の子供時代はDVやいじめでつらいものでした。お陰で、自尊心を失い、人の顔色だけを窺う主体性のない人間になりました。何をしても無駄だと信じる無気力な人間で、自分で決めたことを守れない意志力のない人間です。そんな無気力で意志力のない私が、トレードで食っていこうとがんばり始めました。
昨年の後半、迷晴れさんの動画を知ってからは、毎日毎日週ナビドリルをこなしました。努力の習慣なんて一切なかった私が、1日たった10分でも、できる限り取り組みました。迷晴れさんの一言一句をノートに書き写したりもしました。
数カ月かけてひとつひとつの手法を掘り下げました。
MTF分析、WトップとWボトム、ブレイク、レンジ逆張り……しかし、どの手法や見方であっても、人により判断が分かれる部分があり、私はどう判断すべきか迷ってきました。検証して「これでいける」と思った手法でも、実際にトレードすると、迷いがエントリーとエグジットに影響して、優位性のあるトレードを続けられませんでした。一回勝っても、次にどうしたらいいのかわかりませんでした。次も同じように取引できるとは到底思えませんでした。
それから、一旦迷晴れさんから離れてみることにしました。
何回チャートを見直しても絶対にブレない、自分のためのサインを探すことにしました。
ドルストレート7通貨ペアの過去チャートに線を引きまくりました。そしてたどり着いたのが、今回のダマシを使った指値手法です。
12月の1週目で検証を終え、これでいける!と取引を始めたのが今週でした。そして先ほどのトレード結果です。見事に、ブレないトレードをすることができました。
週ナビドリルをやり始めたときからは1年以上たち、ふと気づくと、相場のために毎日努力するのが習慣になっていました。ノルマを決めて、達成したらカレンダーにシールを貼る…努力を継続するそういう工夫もするようになっています。(カレンダーの写真がそれです)
1年前とはすごい違いです。手法を見つけただけではなく、日常自体が変わっています。
相場での自分の軸が出来上がったおかげか、あるいは因果関係が逆かもしれませんが、日常生活も少しずつ活力が出てきました。これまでの人生で感じてきた、何をやっても意味がない、ではなくて、私はがんばれるとか、正しい努力をすれば成果は得られるとか、しんどい時でもちょっとだけやってみようとか、そういう考え方ができるようになってきました。
迷晴れさんがずっと伝え続けてきた根底にあるものが、私の中で少しずつ根付いてきていると思います。
特に【勝トレ#10】ブレない目線がブレない心をつくり好循環を生む。「がんばる人は勝手にがんばりますよ。で、勝手に自分の力で這い上がって来ます。(略)そうやって自力で上がってくる人たちはこの動画とブログだけで十分だし特別なサポートなんていらないんですよ」この言葉がずっと背中を押してくれています。
私の人生を変えてくれそうな相場に感謝したいと思います。そして、考え方を好転させるきっかけとなったのは、間違いなく迷晴れさんです。相場観だけでなく、もっと人間の根っこの方の話をしてくれたおかげで、私は多くの気付きを得られました。自分で自分を支える軸を作ることができました。本当にありがとうございました!
迷晴れコメント
目線がブレれば心がブレる。心がブレればトレードがブレる。
このような悪循環から抜け出せない方々、相当いるんじゃないでしょうか?
この「ブレ」こそ、不安や恐れを増幅させ、上達を妨げる魔物の正体に他なりません。
ブレをなくす手段として、カトウさんは「ネックライン」でしたが、マクさんは4時間足の「ブレイクアウト・ダマシ」に着目することで道をつけました。
日足でも1時間足や15分足ではなく、デイトレにおいて大き過ぎず、小さ過ぎない「4時間足」に目をつけたところがミソですね。
何を以て「ダマシ」と判断するかは、ブレイクラインの抜き返し、ブレイクさせた強者の値の抜き返し、打消し線などなど、いろいろ方法があると思いますが、何よりも目線づけに迷わなくなった功績が大きいです。
最初はこれくらい粗削りでいいと思うんです。
判断基準のある負けからは学びがありますが、判断基準のない負けからは何も学べないからです。
判断基準があれば「仮説」をたて「検証」することができます。
GBPUSD H4 WIN
たとえば、勝ちトレードでは、③で1.35周辺に日足や週足レベルのレジスタンスがあったのか、高値をキリサゲてます。
AUDUSD H4 LOSE
対して、負けトレードでは高値①から②へ高値をキリアゲてます。
ダマシを使ったこの手法において、「高値キリサゲ」と「高値キリアゲ」のどう勝率に影響するのか調べてみたら、何かわかるかもしれません。
また、4時間足より上位の日足・週足のレジサポを分析することで精度が上がるかもしれません。
もしかすると、GBPUSD H4にはマゼンダのレジスタンス、AUDUSD H4にはマゼンダのレジスタンスがなかったかもしれません。
週ナビでもレートの強度をみて15分や5分の「ダマシ高値・安値」をトリガーにしてエントリーしてます。
相場のフラクタル性を前提にするなら、4時間足でも同じことが可能だし、何なら分足に比べて成功率も高いかもしれません。
今年は益々、洗練度を上げいき、経過報告をお待ちしてます。
答えよりもプロセスが大事。
SIINA さん
迷晴れさん、こんにちわ。SIINAと申します。かなり前にコメントさせていただいてましたが覚えておられるでしょうか。
あれから私は勝てるようになり、また負けはじめたり 一時休止したり、また再開したりと長期にわたって安定しませんでしたが。紆余曲折あったFXにおいて勝ちの手応えを感じ一種の到達点に達したこともあり、今回はサンクスメールを送らさせていただきました。なかなか内容が思い浮かばず、遅れましたこと申し訳ございません。コメントはしていませんでしたが動画やブログは毎回楽しんで視聴させていただいてます。
マインド中心にはなりますが誰かのお役に立てればと思い私が感じたこと、得たことを自分なりに伝えさせてください。
私は迷晴れFXを経て言語化の過程について学びを得ました。言語化の重要性は迷晴れさんも言われていましたよね。
迷晴れさんがくち酸っぱく言われている「動画をみているだけじゃ上達しない」といわれていることについて当時、なかなかブレイクスルーできない私は自分なりに考えてみました。
動画を繰り返し見ても学びとならず成長につながらないのはビジネス書や自己啓発本を何回読んでも変わらない自分に似ているなとはじめに思ったのがきっかけでした。筆者の言っていることはとても参考になるし、目から鱗だし有益な情報だと認識しているのになぜ変わらないか…
自分の出した仮説は「答えではなく過程に成長は隠されているのではないか」でした。
迷晴れさんのチャンネルでも検証を重ねて勝てるようになった結果、本当に大事なことは「マヨ晴れさんが再三言われていることだった」というような読者の方の声をよく聞きます。
つまり、答えはみんなすでに知っていて、基本の原理原則に内在されているものであり、答えを知っているにも関わらず勝てないのは過程を経ていないからだと…
自己啓発本、ビジネス書、セミナー、ユーチューブの教育系動画etc…筆者や講師のかたはとても明瞭、明解、簡潔な話口で我々が気持ちよくなるような単語を次々といってくださります。彼らも自分なりの言語化に成功しているので、他者に無駄なく伝わるよう言葉選びもエキスパートです。
それを聞いた我々は 自分で経た経験でないにも関わらず、一種の快感を感じるのです。つまり、自分の頭を使わずして「へぇー」「勉強になった」「目からうろこがおちた」と何かを得たように錯覚します。たちが悪いと自分の力でその答えにたどり着いたような錯覚に陥る始末です。快感だし癖になるけど栄養にならない、なんかジャンクフードみたいですよね。
もちろん他者の哲学や考え方に触れるのは大変学びになります。(迷晴れFXで私も考え方が180度変わりました。)が、知識にひけらかされ、自分の「せっかくの成長の機会である、言語化する過程」をすっとばし 他者の答えに身をゆだね、言語化を肩代わりしてもらっていると何も学べず、何も得ていない、賢くなったと勘違いしている人でしかありません。
youtubeなどでもそのうわべの知識の快感で再生数を伸ばしているチャンネルも多くありますが、どちらが本物であるかはここにいる皆さんなら言うまでもないですよね。
脱線しましたが、迷晴れチャンネルでは ちゃんと自分の足で立つといった自立して学ぶ手助けをしてくださっていますし、そのおかげでわたしも気づきを得た次第です。ただ前述した考え方が染みついていると迷晴れFXでも薬にならないかもしれません。
具体的に私のしたことは「ギリギリ言葉が浮かばないような事象、手応え、もやもや、を不器用でいいからとにかく言葉にする」といったことからはじめました。もちろん簡単ではありませんが、この考え方でFXにおいてもそれ以外でも視界良好になり、自分の力だけでなんとか生き抜いていける力を得たように感じます。
今何か悩んでいる方やうまくあと一歩、殻が破けない方はもうすでに情報や迷晴れFXから得られるものはすでに十分なのではないのでしょうか。
「内なるものから育んだ考え方や気づきは他者の考えをはるかに凌駕します」
それは迷晴れさんの教えであってもです。抽象的かつトレードの手法的なことでなくてすいません、チラシの裏に書くような駄文を長々と失礼いたしました。
何か私の考えが迷晴れFXを否定するように受け取られた方がいましたらごめんなさい。そういったものではありませんことを深く表明させていただきます。
PS.私は子供のころから両親がいないまま育ったので無意識に迷晴れさんのような父親がいたらなぁ・・・と思ってしまうことがあります。本当に尊敬していますしこの出会いに感謝しています。本当にありがとうございました!
迷晴れコメント
昔、Mr.Bigのコピーバンドをやっていて、速弾きに苦しむ友人にこう言いました「口で言えるなら、必ず弾けるようになる!」
結果、友人は弾けるようになったので、あのときの発言は、あながち間違ってなかったなぁと思ってます。
言語化できないことは理解できてない「わかったつもり」なだけ、動画を観たり、本を読むだけではこの段階です。
わかる=言語化
できる=運動化
この2つのプロセスを経てこそです。
天才なら言語化をすっ飛ばして運動化できるのでしょうが、あのイチローですら「答えは嘘をつくが、プロセスは嘘をつかない」と言ってます。
誰もが自分のなかに天才性を求めます。
観察、分析、検証といった面倒くさいプロセスをすっ飛ばして、宇宙と繋がるとか、天から降ってくるとか…そんなことができる人もいるかもしれなせんが再現性がありません。
得意な「才能」を訓練で伸ばすのが、誰にでもできる合理的方法と思ってます。
まとめ
年始の動画、アタマの体質改善、9つの思考を書き換えれば人生うまくいく。で、うまくいく人の思考癖について語りました。
御三方のご投稿を拝見して、あの動画で挙げた「9つの思考癖」のエッセンスが要所に盛り込まれていて、うまくいく人側の「思考癖」をお持ちだなぁと感心しました。
マクさんは「逆説思考」をうまく活用していて、SIINAさんは「勉強沼」から抜け出し、経験=プロセスから学ぶことに、手ごたえを感じている様子です。
また、カトウさんとマクさんは判断基準をひとつに絞込むことで、今は「粗削り」かもしれませんが、これから仕上げていくだろうイメージができます。
相場に限らず、ものの見方を鍛える一番良い方法は「価値判断基準」を設けて観察・分析することです。
ブレない人はこの「価値判断基準」を持ってますが、トレードでいうなら「目線づけ」がこれです。
この「目線づけ」ですが、実は、その副産物として「環境認識力の獲得」という特大のおまけがついてきます。
さっさと目線を決めてチャートを観察・分析すれば、環境認識力は自然に身に付きます。
ボクもそうでしたが、「学び方を学ぶ段階」を経て本来の「学び」に移行します。
「学び迷子」から「学び上手」に進化しないと成果を実感できません。
ボクもそうでしたが、誰だって「学び迷子」からスタートするので、遠回りや寄り道をしてしまうものですが、学び迷子と学び上手の人では圧倒的な差がつきます。
手法探しや、シグナル探しの旅を続けて放浪していても学びの準備が整いません。
どんなスキルを学ぶにしても「正しく学べているか?」という疑問を、自分自身に投げかけることが必要ですね。
先日、興味深いコメントを頂きました。
過去に私も経験しましたが、テクニカルチャート分析を研究、検証するにあたり一旦はインディケーターを全て排除しました。
その後、ある程度の年月と経験を経た後に日足SMA20と50をドルストレート通貨ペアに表示した時に世界の見え方が変わっていました。今では私のドル円における戦略はコレに基づいたものだけになりました。
SMA20と50のクロス後について行き、幾つか用意した反転シグナルか大きなファンダメンタル局面で手仕舞うというやり方で問題なく勝てています。
この自分にとって明瞭に簡単だと思えるこの感覚は人に伝えるのがとても難しいんですよね。細かく手法を説明しすぎると細部のランダムな点の集合を見せているようなもので、全体を伝えることが難しくなる。
かと言ってマクロに説明するとどんな投資書物に書かれているような当たり前の大きな事象にしか言及出来ない。結局、自分の意識を自身が最も読み取ることの出来る情報を基にマーケットを理解できている状態にして、意識を持たないマーケットに同調させ流れに乗る、という説明に落ち着いてしまいます。どんな投資の手法や戦略の解説もこの領域を出ていないと感じます。
yu masuki さん
「自分の意識を自身が最も読み取ることの出来る情報を基にマーケットを理解できている状態」この状態になれれば現在値の解釈ができます。
今回の御三方は「学び迷子」から「学び上手」になれたことで、今、とても気分がいい状態のはずです。
自分の道がついたことで、それぞれ心のなかのヒーローが「いまからだ!」と言ってるからです。
今をいい気分にできない人は、1分後も、1時間後も、一週間後も、1ケ月後も、一年後も、偶然の力がいい気分にしてくれることを待つしかなく、ラッキー待ちの人生になります。
誰かの力に煽られず、依存せず、自力でいい気分に自分でなれる。これが、ボクは何より良い方法と思ってます。
ボクも含め、凡人がひとつの道を進むとき、おそらく似たような経験プロセスをたどるはず。
「迷晴れボックス」にご投稿頂いた方々は無意識かもしれませんが、このプロセスを動画やブログを介して発信していて、ボクの発言が投稿者さんのプロセスを印象づけてます。
このような活動は、僅かな変化かもしれませんが、やがてバタフライエフェクトのように、どこかの誰かに絶大なプラス効果をもたらすかもしれません。
そうなったらいいなと願ってます。
◆お断り◆
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Source: 迷晴れFX
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